スポーツ界で起こった不祥事を振り返ります【2018年版】

2018年のスポーツ界はたくさんの不祥事がおこりました。残念なことです。

もちろん、不祥事が起こるのはスポーツ界に限ったことではありませんが、連日マスコミを賑わせたのは事実です。

そこで、今回は2018年に発生したスポーツ界の不祥事を振り返ってみることにします。

日大アメフト悪質タックル問題

2018年5月に行われた日本大と関西学院大のアメリカンフットボールの試合で、日大の選手が行った反則タックルに端を発する問題。

関学大側が日大側に対し謝罪を求めたが、日大側の対応に納得できなかったようで、警察署に被害届を提出し、日大の監督、コーチを傷害の疑いで告訴する事態になる。

その後、反則タックルを行った日大の選手が記者会見で、反則タックルは監督、コーチからの指示であることを説明。

これに対し監督、コーチは記者会見を行い、起こった事態の謝罪と反省は述べたものの、反則タックルの指示はしていないと否定。

ちなみに、この監督、コーチの記者会見の際に、会見の進行を務めた司会者の発言や態度が批判の対象となり話題となった。

これらのことから連日メディアでも報じられることになり、社会問題となる。

関東大学アメリカンフットボール連盟は5月末に監督とコーチの永久追放、日大の2018年度シーズン終了までも公式戦出場停止処分を下す。

反則を犯した選手は出場停止処分が下ったが、その後の連盟の規律委員会の面談をとおして処分は解除される。

日大内では問題発覚以降7月末までに、関係役員やコーチなどの辞任が相次ぎ、また当該監督、コーチの懲戒解雇を決定する。

その後、元監督は懲戒解雇取り消しを求めて提訴したとの報道あり。

2018年の大きな社会問題に発展したのがこの問題でした。スポーツ界の不祥事のひとつと言えるでしょう。

アメリカンフットボール競技の中での不祥事でしたが、その影響は日大の役員組織にまで及び、

日大ブランド、日大の評価を下げることにもなってしまいました。

ちなみに、タックルを受けた選手はプレーに復帰し、2018年の甲子園ボールで優勝し、年間MVPに選ばれました。

この問題は、スポーツ界の不祥事として大きな問題となりましたが、選手たちはこうやってプレーを続けてほしいですね。

相撲界のやまない不祥事

1月、行司によるセクハラ問題が発覚。行司を出場停止処分(5月に辞願退職)。

 

1月、人気力士が無免許運転で追突事故を起こしていたことが発覚(3月に引退勧告処分)。

 

1月、春日野部屋で2014年に傷害事件があり、暴力をふるった元力士が2016年に有罪判決を受けていたことが発覚。

 

3月、十両力士が付き人を暴行。謹慎処分。

 

3月、峯崎部屋で2017年9月から2018年1月の間で、兄弟子による弟弟子への暴行行為があったことが判明。

 

4月、救急処置のために土俵に上がった女性に対し、行司より「女性の方は土俵から降りてください」とアナウンスが繰り返され、批判を浴びる。

 

11月、幕下力士が物損事故をおこし、書類送検される。

これらは2018年に日本相撲協会が公表した不祥事です。

相撲界は昔から不祥事が繰り返されてきていますので、2018年に起こった不祥事から、最近の相撲界はいかんなと、いうこともできませんよね。

古くは団体分裂騒動、新興宗教騒動、理事長割腹騒動、拳銃所持事件、

2000年以降には相撲部屋内での傷害致死事件、大麻事件、野球賭博、八百長発覚、

また、朝青龍に日馬富士に貴ノ岩、そして2018年の貴乃花騒動。

スポーツ界でも不祥事が起こるのが多いという印象を受けます。

相撲界は特殊な法人という見方もできることから、組織運営のガバナンスが一般的ではないのかもしれません。

暴力、暴行などは伝統的に繰り返されてきているんでしょうけど、時代に合わせて変えていかなければなりませんよね。

相撲は日本の国技ですから、品行方正になってほしいものです。

レスリングのパワハラ問題

3月に、日本レスリング協会が、女子レスリング選手とコーチが、協会強化本部長よりパワーハラスメントを受けているとの告発状が内閣府に提出されたことによる、告発内容を否定する文章を報道機関に発表。

4月に、告発内容を調査していた第三者委員会より、協会強化本部長の4つの言動及び告発した女子選手を代表選手から外したことになどについてパワーハラスメントを認めるいう報告書が公表される。

協会強化本部長は報告書公表同日に辞任する。

その後、元協会強化本部長は、虚偽告発と提訴の意向を示しているとのこと。

オリンピックで4連覇している国民的女子選手がパワハラを受けているということで、大きな問題になりました。

この問題も2018年のスポーツ界の大きな不祥事と言えるでしょう。

この問題が大きく取り上げられるようになったのは、志学館大学の学長さんの会見、

「そもそもICYOさんは選手なんですか?」

という、反感を買うような発言が、メディアに取り上げられたからでしょう。

日大といい、この大学といい、逆なでするような発言をするから、面白おかしく取り上げられて、バッシングを受けることになるんですよね。

元協会本部長の辞任で一件落着したように見えますが、ことはまだ終わっていないようですよ。

僕はジャーナリズムの全てを信用してはませんけど、このような記事もあります。

いろんな団体があって、人が集まると派閥だったり、グループができるの普通にあることで、それがいがみ合うことも普通にあります。

スポーツ界に限りませんが、派閥、勢力、権力などが絡むと根が深くなりますからね。

2018その他の不祥事

2018年の大きな問題になったスポーツ界の不祥事を3つ紹介しましたが、不祥事は他にもたくさんありました。

一挙に羅列してみます。

1月、カヌー男子選手がライバル選手の飲用ボトルに禁止薬物を混入。

 

1月、世界選手権でメダルを獲った実績のある水泳選手が、後輩選手を暴行したことが発覚。日本水泳連盟は日本代表合宿を中止する。

 

1月、トップリーグ所属のラグビー選手がタクシー運転手を暴行し現行犯逮捕されていたことが判明。チームは優勝パレードを中止、選手を契約解除とした。

 

2月、競歩の世界記録保持者が、日本陸連に対し強化費を不適切に申請していたことが判明、6か月間の出場停止処分。

 

4月、バドミントン実業団元監督が、選手の賞金を私的流用していることが発覚。

 

6月、プロのゴルフ選手が、プロアマ戦で同伴のアマチュア選手に不適切な対応をとったと、厳重注意及び制裁金30万円の処分を科す。

 

6月、インターハイの予選大会、男子バスケット競技で、強豪高校の留学生選手が試合中に審判を殴打し10針の怪我を負わせる事件が発生。留学生選手は警察の事情聴取した。

強豪校は選手を自主退学扱いにし帰国させ、監督を解任。3か月間の対外試合自粛とインターハイへの出場を辞退。

 

8月、日本ボクシング連盟会長が助成金の不正流用、用具の不正販売、審判不正判定などで内部告発され、辞任する事態になる。

他にも、女子体操界のパワハラ問題、バスケットボール選手の買春問題、ボクシングや駅伝でのドーピング問題などもありました。

まとめ

以上、2018年に起こったスポーツ界の不祥事についてまとめてみました。

不祥事や事件、いんちきなどが起こるのはスポーツ界に限ったことではありません、逆に、スポーツ界以外のほうが多いもかもしれません。

でも、不祥事が繰り返されるのは、応援する人たちにとって、残念なことなんですよね。

スポーツ界だからこそクリーンで、憧れられる選手たちであってほしいものです。

子供たちの中には、スポーツ選手を目指す子たちもいるわけですから、モデルとなってもらいたいです。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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