1987年に始まったラグビーのワールドカップはこれまでに8回開催されました。
我らがラグビー日本代表は、全大会に出場している11か国のひとつです。
そのワールドカップが2019年、ついに日本で開催されます。
そこで今回はラグビー日本代表のこれまでのワールドカップの全結果を振り返ってみたいと思います。
日本代表のワールドカップの結果
日本代表は、ラグビーワールドカップの第1回からこれまでの大会全てに出場しています。
しかし、残念なんですけど、悔しいんですけど、
ワールドカップ本戦で決勝トーナメント(ベスト8)に進出したことは1度もありません。
ラグビー界の世界の壁の高さを感じます・・・。
これまでのワールドカップでの日本代表の試合の結果を振り返ってみます。
第1回大会 1987年
- 日本●18-21アメリカ
- 日本●7-60イングランド
- 日本●23-42オーストラリア
と3敗という結果でした。
勝利が期待されたアメリカ戦に競り負けたのが、日本代表のワールドカップでの初の試合になります。
イングランドには打ちのめされましたが、オーストラリアにはそれなりに健闘したと言えるのかもしれません。
第2回 1991年
- 日本●9-47スコットランド
- 日本●16-32アイルランド
- 日本〇52-8ジンバブエ
と、1勝2敗という結果でした。
ラグビー日本代表がワールドカップで初めて勝利したという大会です。
初勝利したジンバブエ戦では9トライをあげましたけど、この9トライは第2回大会の最多トライ数です。
第3回 1995年
- 日本●10-57ウェールズ
- 日本●28-50アイルランド
- 日本●17-145ニュージーランド
と3敗という結果でした。
第3回のワールドカップは「幻のラグビー帝国」と言われた南アフリカが世界にその力を示したという劇的な大会だったんですが、
合わせて、日本代表にとっても悲劇的な大会となりました。
ウェールズ、アイルランド、ニュージーランドというラグビーの超強豪国との対戦でしたけど、
ニュージーランド戦で145点を奪われるという記録的な大敗を喫したわけです。
第2回大会で日本が記録したワールドカップでの1試合最多トライ数(9トライ)を大きく上回る、
1試合21トライを奪われるという日本代表にとっては屈辱的な大会でした。
第4回 1999年
- 日本●9-43サモア
- 日本●15-64ウェールズ
- 日本●12-33アルゼンチン
と3敗という結果でした。
この第4回のワールドカップ開催直前に、サモアとアルゼンチンに勝利し、期待されましたし、
(日本人が言うのもどうかと思いますけど)サモア、アルゼンチンという勝てるかもしれない対戦国だったのですが、
やっぱり、サモアにもアルゼンチンにも勝つことはできませんでした。
しかも、3試合で2トライしか奪えないという寂しい結果でした。
第5回 2003年
- 日本●11-32スコットランド
- 日本●13-41フィジー
- 日本●29-51フランス
- 日本●26-39アメリカ
と4敗という結果でした。
第5回ワールドカップから出場国が20か国に増え、予選プールで4試合を戦うことになりました。
結果的には表記のような点差になりましたが、
スコットランド、フィジー、フランス戦では試合内容が良くて、海外のラグビーファンから健闘を称えられました。
第6回 2007年
- 日本●3-91ウェールズ
- 日本●31-35アイルランド
- 日本●18-72ニュージーランド
- 日本△12-12カナダ
と1分3敗という結果でした。
3大会連続で全敗でこの大会に臨みましたが、この大会も第3戦まで連敗し、ワールドカップで13連敗するということになります。
最終戦のカナダになんとか引き分け、連敗を止めるという結果になりました。
第7回 2011年
- 日本●21-47フランス
- 日本●7-83ニュージーランド
- 日本●18-31トンガ
- 日本△23-23カナダ
と1分3敗という結果でした。
フランス、トンガ戦では試合途中までは善戦しました。
前回大会と同じく予選プール最終戦でカナダと対戦しましたが、
前回大会と逆に勝てそうだったところをカナダに追いつかれドロー決着。
第2回大会のジンバブエ戦での勝利から18試合勝利なしという結果になりました。
第8回 2015年
- 日本〇34-32南アフリカ
- 日本●10-45スコットランド
- 日本〇26-5サモア
- 日本〇28-18アメリカ
と3勝1敗という結果でした。
第8回大会でついにラグビー日本代表が世界を驚かせました!
ワールドカップで18試合連続勝利なしの日本がなんと予選プールで3勝してしまったんです!!(笑)
しかも、大会初戦の相手は超強豪の南アフリカですから、世界もびっくりします!
しかし、3勝しましたが、勝ち点で南アフリカ、スコットランドに及ばず、予選敗退。
予選プールで3勝して決勝トーナメントに進めなかったのは史上初のこと。
以上、これが、過去8大会の日本代表の全試合の結果です。
28試合4勝2分22敗。
全大会に出場していますが、決勝トーナメント(ベスト8)に進出したことはなく、全大会予選プールで敗退しているという結果です。
ワールドカップに出場した日本代表選手たち
ワールドカップに出場した主な日本代表選手、監督を紹介します。
日本ラグビー界の精鋭たちが世界に挑みましたが、世界の壁に跳ね返されてきました。
ラグビーワールドカップの30年間の歴史ですね。
監督、ヘッドコーチはまとめて監督とし、主将と特に活躍した選手をピックアップします。
年 | 監督 | 主将 | 主な選手 |
1987 | 宮地克実 | 林 敏之 | 大八木淳史,平尾誠二,朽木英次,ラトゥなど |
1991 | 宿澤広朗 | 平尾誠二 | 林敏之,大八木淳史,吉田義人,ラトゥなど |
1995 | 小藪 修 | 薫田真広 | 平尾誠二,吉田義人,元木由記雄など |
1999 | 平尾誠二 | マコーミック | 元木由記雄,増保輝則,大畑大介など |
2003 | 向井昭吾 | 箕内拓郎 | 元木由記雄,大畑大介,ミラーなど |
2007 | J・カーワン | 箕内拓郎 | 大西将太郎,大野均,小野澤宏時など |
2011 | J・カーワン | 菊谷 崇 | 大野均,L・マイケル,小野澤宏時など |
2015 | E・ジョーンズ | L・マイケル | 五郎丸歩,山田章仁,田中史朗など |
オックスフォード大歴代15の林敏之、
スクールウォーズのモデルとなった伏見工業の平尾誠二、大八木淳史、
吉田義人、元木由記雄、大畑大介などなど、
日本ラグビー界のスター選手たちがワールドカップに出場しました。
また、2007年、2011年に日本代表のヘッド・コーチを務めたジョン・カーワンは、
第1回ラグビーワールドカップのトライ王を獲得した、オールブラックスのレジェンドです。
日本代表と各国との対戦結果
試合の結果、出場した選手たちは上記のとおりですが、
過去の大会で日本代表が対戦してきた国との現時点までの勝敗を確認しておきましょう。
スコットランド | 3敗 |
ウェールズ | 3敗 |
アメリカ | 1勝2敗 |
ニュージーランド | 2敗 |
オーストラリア | 2敗 |
フランス | 2敗 |
アイルランド | 2敗 |
フィジー | 2敗 |
サモア | 1勝1敗 |
カナダ | 2分 |
南アフリカ | 1勝 |
イングランド | 1敗 |
アルゼンチン | 1敗 |
トンガ | 1敗 |
ジンバブエ | 1勝 |
15か国 | 4勝2分22敗 |
日本はこれまでワールドカップで15か国と対戦しています。
最も多く対戦しているのは、スコットランド、ウェールズ、アメリカとの3回です。
28戦して4勝しかできていませんが、
日本が勝ったことがあるのは、ジンバブエ、サモア、南アフリカ、アメリカの4か国のみです。
ニュージーランドに145点取られた屈辱や、ラストプレーで逆転トライを決めた南アフリカ戦など、
歴史に残る戦いを繰り広げてきたことも、日本代表の実績です。
2019のラグビーワールドカップで、日本が対戦するのは
- アイルランド
- スコットランド
- ロシア
- サモア
の4か国です。
スコットランドとは4回目の対戦、
アイルランド、サモアとは3回目の対戦、
ロシアとは初対戦となります。
開催国ですので、予選プールで良い結果を残して、なんとか決勝トーナメントに進出してほしいものです。
このブログでラグビーワールドカップ関連の記事を書いていますので、是非、ご参照ください。
→ラグビーワールドカップ2019の日程と会場を確認しておきましょう!
→ラグビーワールドカップ2019世界のイケメンを予習しておきます!
まとめ
以上、今回はラグビーワールドカップでの日本代表の全試合結果を紹介しました。
ワールドカップの本戦ではなかなか勝てませんでしたが、前回大会で3勝をあげ世界を驚かせました。
しかも、南アフリカの勝利は「スポーツ史上最大の番狂わせ」と報じられた、ジャイアントキリングだったわけです。
前回大会の経験を生かして、日本開催で歴史を変えてほしいものです。
今回の記事がスポーツを楽しまれるみなさんのお役に立てればうれしく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントを残す