陸上日本選手権2019、女子100mで御家瀬緑が優勝しました!
御家瀬緑は高校3年生、女子100mで高校生が優勝するのは29年ぶり。
今後、御家瀬緑は大注目されるでしょう。
今回は、御家瀬緑選手の陸上日本選手権などでの実績や、プロフィール、ライバルたちを紹介したいと思います。
※敬称は省略させていただきますm(__)m
御家瀬緑の陸上日本選手権
2019年現在、御家瀬緑は高校3年生です。
2019年6月に開催された陸上日本選手権での走りを確認しておきましょう。
なんと言っても、日本選手権は日本陸上競技の最高峰の大会ですからね。
御家瀬緑は高校の陸上競技では100mと走幅跳を競技種目としていますが、日本選手権では100mのみの出場です。
予選、準決勝、決勝と3本走りました。
記録は次のとおりです。
- 予 選:11.77(-0.3)
- 準決勝:11.70(+0.0)
- 決 勝:11.67(+0.6)
3本ともコンスタントに11.8を切るタイムを残しています。
決勝のレースをもう一度観てみましょう、後で紹介しますライバルたちも出場していますので。
決勝のリザルトは以下のとおり。
陸上日本選手権女子100mリザルト(+0.6)
【順位-タイム-名前-所属(地区)】
- 10.67 御家瀬 緑 恵庭北高(北海道)
- 10.72 土井 杏南 JAL(東京)
- 10.73 青山 華依 大阪高(大阪)
- 10.74 兒玉 芽生 福岡大(大分)
- 10.75 三浦 由奈 柴田高(宮城)
- 11.88 柳谷 朋美 大阪成蹊大(石川)
- 11.89 和田 麻美 ミズノ(京都)
- 11.89 石堂 陽奈 立命館慶祥(北海道)
2019の日本選手権女子100mの決勝は、高校生4人、大学生2人、社会人2人という構成になったんですね。
大学生、社会人が不調?なのか、高校生世代が強いのかはわかりませんが、
優勝が御家瀬緑、3位に高校2年生の青山華依、5位に三浦由奈、8位に石堂陽奈という高校生の実績でした。
この決勝に進出した高校生たちは御家瀬緑のライバルと言えるでしょう。
タイムは低調?良いタイムとは言えませんけど、天候などが影響しますので、致し方ないのかもしれません。
それでも、29年ぶりの高校生の優勝ですから、快挙には間違いありません。
おめでとうございます、これからの活躍に期待します。
・・・御家瀬緑は2019の日本選手権で優勝しましたが、初出場ではありません。
2018年、高校2年生のときに初出場しています!
2018年の日本選手権に出場した高校生は御家瀬緑だけです。
そして、予選を突破し決勝レースに進出したのです。
その決勝レースがこちらです。
日本女子100mのトップランナーの福島、市川、世古などと走り4位だったんですね。
あとのプロフィールのところで紹介しますけど、
御家瀬緑はこの2018年の日本選手権での好走が評価され、ナショナルチームに選出されることになったのです。
2019年の日本選手権に高校生の出場選手が増えたんですが、2018年の御家瀬緑の影響かもしれませんね。
2018年の日本選手権では2本走っていますが、
- 予選:11.73(+0.8)
- 決勝:11.74(+0.8)
という記録でした。
ちなみに、2019年の100m決勝、大阪高校2年生の青山華依は、11.73のタイムで3位に入りました。
2018年の御家瀬緑のタイムも順位も上回っているということになります。
以上、高校女子陸上界、いや、日本女子陸上界の注目選手となった御家瀬緑の陸上日本選手権の実績を紹介しました。
以下で、プロフィールや経歴を簡単に紹介します。
御家瀬緑のプロフィールなど
そんな今後大注目の御家瀬緑のプロフィールなどを確認しておきましょう。
主に陸上競技についてのプロフィール、経歴になりますのでm(__)m
彼氏がどうのとかのプロフィールではありませんm(__)m
御家瀬 緑(みかせ みどり)
2001年6月2日生まれ 北海道札幌市 出身
身 長:161cm
学 歴:太平南小→太平中→恵庭北高校
家 族:両親、兄、姉
陸上競技のプロフィール・経歴
- 小学校2年生で陸上を始める
- 小学6年生のとき北海道ハイテクACジュニアに入会?
- 小学6年生のとき全国小学生陸上交流大会幅跳で優勝
- 中学に陸上部がなく北海道ハイテクACジュニアで競技を続ける
- 中学3年時、全中陸上走幅跳で4位
- 高校1年、国体少年B100mで優勝、大会で11.66の大会記録を更新
- 高校1年、↑同国体少年B走幅跳で6.00mで優勝
- 高校2年、北海道陸上選手権で大会記録の11.63(←当時高校歴代6位)で優勝
- 高校2年、日本選手権女子100mで決勝進出、4位
- 高校2年、インターハイ女子100m優勝、走幅跳6位
- 高校2年、アジア競技大会、日本女子400mRメンバーに選出
- アジア競技大会女子400mRで1走を担当、決勝進出、5位
- 高校3年、織田記念100mで11.54を記録(←高校歴代2位)
- 高校3年、北海道支部大会で100m11.57、走幅跳6.03mを記録
- 高校3年、陸上日本選手権で29年ぶりの高校生チャンピオンに←今ここ
と、このようなプロフィールです。
小学低学年から陸上をやり始めたようですが、
高校に入るまでは学校の部活ではなく、実業団チームのジュニアで陸上をやっていたんですね。
北海道ハイテクACは、北風沙織、福島千里、寺田明日香など日本を代表するトップアスリートが所属していた北海道の名門です。
御家瀬緑が所属する恵庭北高校の女子陸上部を指導しているのは、この北海道ハイテクACの代表でもある中村宏之です。
北風、福島、寺田などは中村の教え子であり、御家瀬緑も指導を受けているということになりますね。
ん~まだまだ強くなりそうです。
プロフィールでも紹介していますけど、
100mの記録が良くなったのは高校になってからのようで、
高2のときに11.63、そして高3になってから、11.57、11.54という11.5秒台を出しています。
後で紹介します高校生のライバルたちも、好記録を連発していますが、
2019年6月末の段階(日本選手権終了時)で、高校生で11.5秒台を記録しているのは御家瀬緑しかいません。
11.54のタイムは、高校歴代2位の記録で、高校女子スプリンターとしてレジェンドと言っても良い髙橋萌木子と同タイムです。
高校歴代1位の記録は、これまた高校女子スプリンターのレジェンドである土井杏南の11.43!という桁外れのタイム(←日本女子歴代7位のタイムでもあります)。
2019年の日本選手権で御家瀬緑は土井杏南に先行し優勝しましたけど、高校記録の更新も期待したいですね。
2019年の競技大会は、インターハイや国体が残っていますが、
御家瀬緑が高校生のうちに、高校記録を更新できるかどうか注目ですね。
以上、御家瀬緑のプロフィールを競技中心で紹介しました。
御家瀬緑のライバルたち
このように、高校女子陸上界で、いや、日本陸上界で大注目の御家瀬緑ですが、
高校女子のスプリンターで期待できるのは御家瀬緑だけではありません。
2019年度に100mの高校女子歴代トップ10のタイムを次々に出している選手たちがいます。
御家瀬緑を追う、高校生のライバルたちを紹介しておきます。
三浦 由奈(柴田高3年)
2019の日本選手権で決勝進出した三浦由奈、11.75で5位でした。
準決勝で11.60の高校歴代5位の記録を出しました。
2019年の高校生100mでは、御家瀬緑に次いで2位のタイム保持者です。
昨年のインターハイ200mで6位に入っています。
陸上日本選手権 27日 女子100m予選、準決勝が行われ、宮城 #柴田高 3年の三浦由奈がともに組1着でゴール。準決勝で出した11秒60は土井杏南の11秒55に次ぐ全体2位のタイム。あす28日の決勝は期待MAXです! #陸上 #陸上日本選手権 #短距離 #柴田高校 #柴田 #宮城県 #三浦由奈 #土井杏南 pic.twitter.com/ZTsJOor58G
— 日刊スポーツ新聞社東北取材班 (@nikkan_tohoku) 2019年6月27日
景山 咲穂(市船橋3年)
100mのベストタイムは11.65・・・だったような・・・多分、高校歴代11位の記録です。
2018年のインターハイ女子100mは優勝が御家瀬緑で2位が景山という2年生コンビ?でした。
今年のインターハイで昨年の雪辱なるか!?
景山はどちらかというと200mのほうが得意なのかもしれません。
2019年の日本選手権の200mに出場し、決勝進出、そして2位となりました!こちらも凄いですね。
#関東高校陸上 南関東 200m 決勝
🥇景山咲穂 (市立船橋) 24.24
🥈高島咲季 (相洋) 24.29
🥉三村香菜実 (東海大相模) 24.76景山さん高島さん三村さんやっぱり強い👏✨
ハイレベルなメンバーで見応えある決勝でした!! pic.twitter.com/v8bsr7Lo51— みみ🍞駅伝おねえさん (@29mimi14) 2019年6月16日
青山 華依(大阪高2年)
10.61の高校歴代7位の記録を出した青山は高校2年生。
2019年の日本選手権にも出場し、3位となりました。
先ほども説明しましたが、高校2年生の頃の御家瀬緑の記録、実績を上回っています。
2019年は御家瀬緑が大注目されましたけど、今後は青山が注目される可能性があります。
また、全く個人勝手な思考ですけど、御家瀬緑を追うライバルたちの中で、最も強敵になるのはこの青山かもしれません。
足が長い(ように見えます)ので、フィジカル&フォームが向上すれば、さらに伸びるような気がします。
【陸上】インターハイ地区大会
近畿大会・女子100mで
青山華依が高校歴代5位タイで優勝! – 陸マガWEB #陸上 #陸上ニュース #ニュース #インターハイ https://t.co/sh1Xivzt1H— 陸マガ(陸上競技マガジン) (@rikumaga) 2019年6月15日
三浦由奈、景山咲穂、青山華依の3人は特に強力なライバルだと思います。
他にも、
- 井戸アビゲイル風果(至学館3年)
- 宮武アビーダラリー(大宮東3年)
- 鈴木 一葉(埼玉栄3年)
- 鈴木 くるみ(旭川龍谷3年)
- 石堂 陽奈(立命館慶祥2年)
などの選手も良いタイムや実績をもっています。
本来であれば、これらのライバルたちのプロフィールなども紹介したいところですが、
膨大な量になってしまいますので、まだ別の機会にさせていただきます。
これらのライバルたちと御家瀬緑は今年のインターハイで激突します。
お見逃しのないように。
まとめ
以上、今回は2019の陸上日本選手権女子100mで29年ぶりの高校生チャンピオンとなった御家瀬緑のプロフィールなどを紹介しました。
日本女子短距離界の注目選手ですので、
高校記録の更新、また、近い将来、福島千里の記録を超えるような選手になってほしいですね。
また、御家瀬緑を追うライバルたちとの競争にも注目したいと思います。
今回の記事が読んでくださったみなさんのスポーツの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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