高校ラグビーの春の選抜大会、全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会(「春の熊谷」)が行われ、
桐蔭学園(神奈川)の3度目の優勝という結果で幕を閉じたようです。
桐蔭学園は史上2校目の選抜大会3連覇と偉業を達成しました、おめでとうございます!
今回は春の熊谷、高校ラグビー選抜大会2019の全試合の結果を確認しておきたいと思います。
高校ラグビー選抜大会2019決勝トーナメントの結果
決勝
桐蔭学園(神奈川)29-19御所実業(奈良)
2019.4.7に行われた選抜大会決勝は3連覇のかかる桐蔭学園が、初優勝を目指す御所実業に逆転勝ちし、選抜大会3連覇を達成しました。
高校ラグビー史上、東福岡(福岡)が達成して以来2校目の3連覇達成となりました。
桐蔭学園は、2018年12月から2019年1月に開催された全国高校ラグビー大会「冬の花園」でも決勝まで進出しましたが、
大阪桐蔭(大阪)に26-24という激戦の末敗れ、準優勝という結果でしたので、雪辱を果たしたということになります(大阪桐蔭相手にということではないんですが)。
一方、敗れた御所実業も11年ぶりの決勝進出だったようですが、初優勝を逃しました。
御所実業は、同じ奈良県のライバルである天理に敗れ冬の花園には出場できませんでしたが、2019年の選抜大会での準優勝という結果で、
改めて全国的な強豪校であることを示したと思います。
平成最後の高校ラグビー選抜大会は桐蔭学園の3連覇、準優勝が御所実業という結果でした。
準決勝
桐蔭学園(神奈川)21-20京都成章(京都)
御所実業(奈良)21-20天理(奈良)
2019.4.6に行われた選抜大会の準決勝は2試合とも1点差勝負という大接戦となったようです。
桐蔭学園と京都成章は2017年の選抜大会決勝の再現となりましたが、桐蔭学園の勝利。
また、御所実業と天理の対戦は、同じ奈良県内のライバル校の対戦でしたが、御所実業の勝利。
2試合とも因縁の対決と言っても良いようなカードで、しかも、1点差を争う大接戦となりました。
準々決勝
桐蔭学園(神奈川)67-21東福岡(福岡)
京都成章(京都)19-12関西学院(兵庫)
御所実業(奈良)26-14東海大仰星(大阪)
天理(奈良)38-17中部大春日丘(愛知)
2019.4.4に行われた準々決勝(ベスト8)はこのような結果となりました。
各予選グループを勝ち上がってきた8校ですが、やはり全国的な強豪校が勝ち上がってきたと言えるでしょう。
準々決勝での最大の注目は桐蔭学園と東福岡の対戦でしたが、40点の大差で桐蔭学園が勝利。
桐蔭学園と東福岡は、今年度の冬の花園の準決勝でも対戦し46-38で桐蔭学園が勝利しています。
東福岡は選抜大会でのリベンジを図りましたが、返り討ちとなりました。
しかも40点以上の大差だったことから、東福岡の藤田監督も「こんなビッグスコアは初めて」とコメントされているようです。
以上が、2019年の高校ラグビー選抜大会の決勝トーナメントの結果です。
高校ラグビー選抜大会2019予選グループの順位
高校ラグビー選抜大会2019の予選グループの順位結果を確認しておきましょう。
2019年の選抜大会でも「波乱」は少なかったと思いますけど、いくつかの強豪校が予選で敗退しています。
Aグループ
- 関西学院(兵庫)
- 佐賀工(佐賀)
- 秋田中央(秋田)
- 浦和(埼玉)
佐賀工業に競り勝った関西学院がベスト8進出という結果でした。
Bグループ
- 東福岡(福岡)
- 城東(徳島)
- 慶応義塾(神奈川)
- 札幌山の手(北海道)
東福岡が他の3校を圧倒するという結果になりました。
城東は慶応、札幌山の手それぞれに勝利し2勝をあげました。
Cグループ
- 御所実業(奈良)
- 國學院栃木(栃木)
- 石見智翠館(島根)
- 名古屋(愛知)
國學院栃木、石見智翠館という強豪が揃いましたが、御所実業が圧倒する結果となりました。
Dグループ
- 東海大仰星(大阪)
- 日本航空石川(石川)
- 長崎北陽台(長崎)
- 太田(群馬)
日本航空石川、長崎北陽台という強豪校が同組となりましたが、東海大仰星が圧倒するという結果になりました。
Eグループ
- 桐蔭学園(神奈川)
- 大分東明(大分)
- 尾道(広島)
- 黒沢尻工(岩手)
推薦枠での出場の大分東明が尾道、黒沢尻工という名門を抑えグループ2位という結果でした。
Fグループ
- 京都成章(京都)
- 早稲田実(東京)
- 秋田工業(秋田)
- 高知中央(高知)
京都成章が1位という結果でした。早実と秋田工は2点差の大接戦だったようです。
Gグループ
- 中部大春日丘(愛知)
- 本郷(東京)
- 金光藤蔭(大阪)
- 高鍋(宮崎)
中部大春日丘と本郷の対戦は大差で中部大春日丘の勝利となりました。
Hグループ
- 天理(奈良)
- 流経大柏(千葉)
- 大分舞鶴(大分)
- 北越(新潟)
天理と流経大柏との対戦は大差で天理が勝利、流経大柏は予選で姿を消すという結果になりました。
各予選グループの順位はこのとおりです。
全国大会の常連、高校ラグビーの名門、古豪と言えど、選抜大会で予選を勝ち抜きベスト8に進出するのは難しいようですね。
國學院栃木、石見智翠館、長崎北陽台、流経大柏などは強豪校ですが、予選で敗退ということになりました。
高校ラグビー選抜大会2019予選グループの試合結果
2019年の高校ラグビー選抜大会の結果の紹介ですので、最後に予選の全試合の結果を紹介しておきます。
各地区の予選大会の上位校の出場だけでなく、推薦枠もありますので、大差の試合もあります。
Aグループ
- 佐賀工業59-12浦和
- 関西学院71-0秋田中央
- 関西学院19-14佐賀工業
- 秋田中央28-21浦和
- 関西学院64-14浦和
- 佐賀工業78-0秋田中央
関西学院と佐賀工業の争いだったことがわかります。直接対決は5点差の接戦で関西学院の勝利。
Bグループ
- 東福岡59-7慶應義塾
- 城東28-20札幌山の手
- 東福岡97-12城東
- 慶応義塾27-17札幌山の手
- 東福岡78-7札幌山の手
- 城東21-15慶應義塾
東福岡の圧勝はわかりますが、城東(徳島)の健闘がみてとれます。
Cグループ
- 石見智翠館50-0名古屋
- 御所実業52-0國學院栃木
- 御所実業40-12石見智翠館
- 國學院栃木71-5名古屋
- 御所実業31-7名古屋
- 國學院栃木26-10石見智翠館
御所実業が余裕の試合運び。2位争いの國學院栃木と石見智翠館の直接対決は16点の差で國學院栃木の勝利という結果でした。
Dグループ
- 東海大仰星79-0太田
- 日本航空石川27-24長崎北陽台
- 東海大仰星43-24長崎北陽台
- 日本航空石川64-12太田
- 東海大仰星40-21日本航空石川
- 長崎北陽台113-0太田
2位争いの日本航空石川と長崎北陽台の直接対決は3点差で日本航空石川が勝利。
Eグループ
- 桐蔭学園71-5黒沢尻工
- 大分東明18-10尾道
- 桐蔭学園58-7尾道
- 大分東明48-0黒沢尻工
- 桐蔭学園43-14大分東明
- 尾道52-5黒沢尻工
大分東明が尾道に8点差で勝利したのが目につきます。
Fグループ
- 京都成章41-0秋田工業
- 早稲田実業24-17高知中央
- 京都成章82-14高知中央
- 早稲田実業14-12秋田工業
- 京都成章85-0早稲田実業
- 秋田工業21-14高知中央
早実vs秋田工業、秋田工業vs高知中央は接戦だったようですね。
Gグループ
- 中部大春日丘34-7本郷
- 金光藤蔭29-26高鍋
- 中部大春日丘38-5金光藤蔭
- 本郷32-17高鍋
- 高鍋38-12中部大春日丘
- 本郷40-5金光藤蔭
中部大春日丘がターンオーバーを使ったんでしょうか?
Hグループ
- 天理130-0北越
- 流経大柏47-19大分舞鶴
- 天理62-14大分舞鶴
- 流経大柏52-3北越
- 天理52-7流経大柏
- 大分舞鶴31-5北越
天理容赦なし!天理vs流経大柏は意外にも大差での勝負となりました。
まとめ
以上、今回は2019年高校ラグビー選抜大会「春の熊谷」の大会の結果を紹介しました。
2019年度の高校ラグビーの最初の全国大会ですから、2019~2020年を占う大会となります。
桐蔭学園の3連覇で幕を閉じましたが、今後アシックスカップ(全国7人制ラグビー大会)や冬の花園など3大大会に影響すると思います。
選抜大会で上位進出した御所実業、京都成章、天理などはもちろんですが、
東福岡や強豪大阪勢などの巻き返しにも注目したいですね。
2019年の高校ラグビーにも注目していきましょう。
今回の記事が読んでくださった皆さんのスポーツの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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