2021年の日本陸上選手権10000mの開催が間もなくとなりました。
東京オリンピックの選考レースでもあります。
ここでは、私選ではありますが、男女の注目選手を紹介します。
東京オリンピックの10000mに内定しているのは、男子が相澤晃、女子は新谷仁美。
2人続いてオリンピック内定を勝ち取る選手が出ますかどうか、注目ですよ!
※敬称は省略させていただきます。
2021年日本陸上選手権10000mの日程等
注目の選手をチェックする前に、日本陸上選手権2021の日程、また、前回大会をおさらいしておきましょう。
特に、前回の日本陸上選手権10000mは、昨年の12月4日に行われ、今大会までに5か月しか経過していませんので、
前回大会の結果は、今大会の注目度合いに影響しそうな気がするんです(笑)
2021年の日本陸上選手権10000mの日程、及び、前回大会の結果は次のとおりです。
大会日程等
2021年の日本陸上選手権10000mの日程等は次のとおりです。
- 日程:2021年5月3日(月)
- 会場:エコパスタジアム(静岡)
同日の昼間は、静岡国際陸上(第36回)が開催されます(12:00-16:30頃)。
この静岡国際陸上にも、
- 飯塚 翔太(男子200m)
- 小池 祐樹(男子200m)
- 金子 魅玖人(男子800m)
- 鶴田 玲美(女子200m)
- 兒玉 芽生(女子200m)
- 髙島 咲季(女子400m)
- 田中 希実(女子800m)
↑などなど、このブログ推しの注目選手たちが出場する予定です。
こちらもチェックですね。
この静岡国際陸上のあと、19:00くらいから日本陸上選手権10000mが開催される予定です。
2020年日本陸上選手権10000mの結果
前回大会のおさらいをしておきましょう。
前述しましたが、前回大会は2020年12月4日に行われました。
10000mは男子も女子も日本記録が更新される劇的なレースになりましたよねぇ。
男子の結果は
- 27.18.75相澤 晃(旭化成)
- 27.25.73伊藤 達彦(Honda)
- 27.28.92田村 和希(住友電工)
- 27.34.36河合 代二(トーエネック)
- 27.36.29鎧坂 哲哉(旭化成)
3位の田村和希までが、それまでの日本記録を更新するというハイレベルなレースでした。
日本新記録の相澤晃が東京オリンピック内定となりましたね。
女子の結果は、
- 30.20.44新谷 仁美(積水化学)
- 31.11.56一山 麻緒(ワコール)
- 31.30.19佐藤 早也伽(積水化学)
- 31.31.52鍋島 莉奈(JP日本郵政)
- 31.34.39矢田 みくに(デンソー)
日本記録を更新した新谷仁美が、3位までを周回遅れとする圧巻の走りで優勝。
新谷仁美も東京オリンピック内定となりました。
この前回の日本陸上選手権10000mで上位に食い込んだ選手たちが、2021年の陸上日本陸上選手権10000mの注目選手の中心となるでしょう。
前回大会から5か月、有力選手たちの調子はどうでしょうか!
2021年陸上日本選手権男子10000m注目選手
それでは、男子の注目選手から。
以下の3選手は特に注目となるでしょう!
伊藤 達彦(Honda)
ありがとうございます!
多くの方に祝って頂きまして、感激しております。
飛躍の1年にします! https://t.co/NEdpWcqxTT— 伊藤 達彦 (@ocyoco1ppai) March 23, 2021
前回の日本陸上選手権男子10000mで、優勝したのは相澤ですが、
このレースで、観ている私たちを最もどきどきさせてくれたのが、この伊藤達彦ではなかったでしょうか。
レース中盤、外国人選手を追いかけ、飛び出して行ったのは伊藤でしたねぇ。
大学時代は、東京国際大を一気に強豪校へ伸し上げた立役者。
大学を卒業しHondaに加入し、社会人1年目の日本陸上選手権が、前回大会ということになります。
同レースで、相澤にかわされ2位でしたが、
日本歴代2位となる2.25.73の記録を叩き出し、東京オリンピック参加標準記録を突破!
2021年の日本陸上選手権男子10000mの優勝候補筆頭ではないでしょうか。
2021年で23歳、上り調子の伊藤達彦は、最も注目の選手ですよ!
田村 和希(住友電工)
【#日本選手権長距離】
男子10000m🥉27’28″92
相澤選手、伊藤選手が強かった。対して僕は弱かった。ただそれだけ。
これからやるべきことはとてもシンプル。誰よりも強くなるために練習すること。
昨夜は沢山の応援ありがとうございました。 pic.twitter.com/4EFP6ZGQda— 田村和希 / Tamura Kazuki (@tamukazu_ekiden) December 5, 2020
近年の日本陸上界長距離界の有力男子は!?と考えた時には、田村和希を外すわけにはいかないでしょうね。
紹介の必要もないのかもしれませんが、一応、
大学時代は青山大の中心選手として、箱根駅伝等で区間賞を連発。
大学卒業後、住友電工に加入し、社会人になっても活躍し、2019年の日本陸上選手権では10000mで優勝。
連覇と東京オリンピック内定を目指した前回の日本陸上選手権では、相澤、伊藤に及ばず3位、悔しそうでしたよねぇ・・・。
本人も、
「日本選手権10000mで2.28.00切りで優勝し、東京五輪出場」
を目標としているようです。
2021年日本陸上選手権男子10000m優勝候補と言って良いでしょう!
調子はどうでしょうか?「暑さに弱い」との課題、レース当日の気温はどうでしょうか?
男子10000mは田村和希に注目ですよ。
ちなみに、このレース、弟の田村友佑もエントリーしていますので、こちらも注目かと。
田澤 廉(駒澤大)
【箱根駅伝】駒大・田澤廉の評価が低すぎる問題 次々とエースを崩し、他校監督も「やられました…」(和田悟志)#陸上 #駅伝 #箱根駅伝 #駒澤大学 #田澤廉 https://t.co/1iv7oEYuvP
— Number編集部 (@numberweb) January 14, 2021
日本陸上選手権ですから、国内の有力社会人選手が集うレースとなりますが、
2021年現在で、大学No.1の呼び声の高い田澤廉もエントリーしています、注目されないはずがないです。
前回大会にも出場し、8位入賞(大学生では1位)。
注目されながらも記録を伸ばし、結果を出し続けている田澤、ちょっとどこまで強くなるのか、底が知れない感があります。
大学界No.1のランナーが、2021年の日本陸上選手権で優勝争いできるか、注目ではないでしょうか。
以上、2021年日本陸上選手権男子10000mの注目の3選手をピックアップしてみました。
もちろん、この3人以外にも、
- 鎧坂 哲哉(旭化成)
- 佐藤 悠基(SGH)
- 河合 代二(トーエネック)
- 井上 大仁(三菱重工)
- 中谷 飛雄(早稲田大)
- 井川 龍人(早稲田大)
↑等、男子長距離界の実力者、期待の選手もエントリーしていますので、これらの選手も注目かと。
2021年陸上日本選手権女子10000m注目選手
そして女子!
やはり以下の3選手は特に注目です。
佐藤 早也伽(積水化学)
この投稿をInstagramで見る
前回大会3位の佐藤早也伽は注目選手ですね。
社会人になりめきめき力をつけてきている感のある佐藤。
2020年は、
名古屋ウィメンズで初マラソン2.23.27という好タイムで大会新人賞受賞。
プリンセス駅伝で1区区間賞獲得、チームは優勝。
そして、前回の日本陸上選手権女子10000mで、新谷へのサポートをしながらも、堂々の3位。
コツコツ努力を重ねてきた佐藤早也伽が、日本一のタイトルを獲得するか、注目ですよ。
鍋島 莉奈(JP日本郵政)
この投稿をInstagramで見る
新谷と競ることのできる女子長距離ランナーは、この鍋島莉奈ではなかったか!
・・・いや、鍋島が弱いわけではありません、新谷が凄すぎるんです(笑)
このブログでも推し続けている鍋島ですが、
前回大会は4位でした。
2018-2019の日本陸上選手権女子10000mを連覇し、2019の世界陸上に出場予定でしたが、怪我のため欠場。
2020年、怪我から復活して、クイーンズ駅伝、前回の日本陸上選手権に出場したわけですが、両レースで新谷に及びませんでした。
また、鈴木亜由子や新谷仁美を破った、最後までくっついていって終盤のスパート!の鍋島を観ることができるでしょうか!
↓この選手がエントリーしていなかったら、最大の注目は、鍋島だったでしょう・・・。
廣中 璃梨佳(JP日本郵政)
さてさて、日本女子陸上界のモンスター候補が(すみません)、ついに!10000mに出場しそうです。
→廣中璃梨佳のプロフィールや経歴は?日本女子期待のホープです!
女子10000mのエントリー表に廣中璃梨佳の名前があります!
駅伝、クロカン等で圧倒的な強さを誇る廣中ですが、トラックの10kmという距離はどうなんでしょうか。
前回の日本陸上選手権では、5000mで、田中希実と歴史に残る激闘を魅せてくれた廣中でしたが、ご存じのように、結果は2位、田中希実が東京オリンピック内定となりました。
全くの私見ですが、
廣中は5000mの参加標準記録は突破していますので、5000mでのオリンピック出場を狙っているはずです。
その廣中が、10000mに出場・・・、10000mでも狙うのか。
廣中が10000mでもということであれば、佐藤や鍋島をはじめとする10000mを得意とする選手たちは心穏やかではないと思われます。
もう自分のことのように(笑)距離を危惧してしまいますが、
個人的には、2021年日本陸上選手権10000mの最大の注目だと思います。
ミホノブルボン、サイレンススズカのように(すみません)、最初からぶっ飛ばす廣中に期待します!
以上、2021年日本陸上選手権女子10000mの注目の3選手です。
ほかにも、
- 福士 加代子(ワコール)
- 岡本 春美(ヤマダHD)
- 荻原 歩美(豊田自動織機)
- 小林 成美(名城大)
- 鈴木 優花(大東文化大)
らも、エントリーしています。
小林成美vs鈴木優花の大学生対決も注目しています。
なお、男女のエントリーは以下のとおりです。
まとめ
以上、今回は、陸上日本選手権2021の男女10000mの注目選手をピックアップしてみました。
東京オリンピックの選考も兼ねていますけど、年に1度の陸上日本一を決める日本選手権です。
2021年の10000mのチャンピオンは誰なのか、注目ですよね。
今回の記事が読んでくださった皆さんのスポーツの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
関連記事の以下もご参照ください。
→陸上日本選手権2020の長距離種目の日程!そして注目選手は?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントを残す