※2019.7.14更新しました。
2019年のインターハイ、陸上競技は沖縄県で開催されます。
各都道府県、地区予選が終了し、インターハイの出場選手がほぼほぼ出揃ったようです。
そこで今回は、インターハイ陸上競技で、活躍や好記録の期待できる注目選手をピックアップしておきます。
ただし、誰が活躍しそうなのか、誰が凄そうなのか、などついては、
このブログの勝手な評価によりますのでご了承くださいm(__)m
インターハイ陸上競技の注目選手?
※敬称を省略させていただきますm(__)m
どんな選手が注目なのか?
好記録が期待できる選手であること、
昨年(2018年)のインターハイで1年生、2年生で実績を残した選手、例えば「インハイ連覇なるか!」とか、
主にこの2点を中心にして評価してみました。
陸上ファンの方々はご存知だと思いますが、2019年の高校陸上界は、女子選手が大注目です!
昨年のインターハイ女子100mは決勝に残った8人のうち、5人が1・2年生でして、その1位、2位は2年生でした(←2019年に3年生)。
そのチャンピオンである御家瀬緑(恵庭北)は、今年に11.54という日本の高校女子歴代2位の記録を出していて、陸上界で大注目されている選手です。
御家瀬の出場する女子100mと女子走幅跳は当然注目でしょう。
その陸上競技の花形と言える100mの男子もちょっと面白いんです。
2019年の男子100mのタイム自体は例年どおりなんですが、
2018年の全中チャンピオンの井上直紀(高崎)が高校生になって好タイムを出してきました。
昨年の全中チャンピオンが高校生になって、どこまでやれるのか!も注目だと思います。
男子400mHの出口晴翔(東福岡)は、昨年のインターハイチャンピオン、濵田寛志(汎愛)は昨年のインターハイ4位。
3年生になった2人がインターハイで再び激突します。
出口の連覇なるか、濵田などの他の選手が阻止するのか、男子400mHも注目です。
これらのように、記録の更新が期待されたり、
昨年の成績などこれまでの実績から今後が期待できる選手などを「注目」としてみたいと思います。
ただし、留学生につきましては、日本記録、日本高校記録などとの比較の観点から、注目選手から除外させていただきます。
キプラガット(倉敷)やシンシア(神村学園)など、当然出場してきて、好成績を収めることが予想されます。
日本記録、日本高校記録の対象となる選手たちをこの記事での注目の対象としたいと思いますm(__)m
注目度の高い順で紹介します
インターハイ2019の陸上競技の日程は↓こちらで確認してください。
→インターハイ2019陸上競技の日程を確認しておきましょう!
注目の選手、競技は、注目度が高い(と思う)順に紹介していきたいと思います。
記載する記録(タイムや距離など)は、各地区大会の記録を中心に参照しています。
【記録-氏名-(学年)-学校-※その他】で表記します。
女子100m
- 11.61 青山 華依(2) 大阪←高校歴代5位
- 11.65 景山 咲穂(3) 市船橋←高校歴代9位
- 11.68 御家瀬 緑(3) 恵庭北←2018①
- 11.73 井戸アビゲイル風果(3) 至学館
- 11.81 石堂 陽奈(2) 立命館慶祥
- 11.81 宮武アビーダラリー(3) 大宮東
例年にないハイレベルな高校生スプリンターが揃った感のある女子100m。
御家瀬緑は2018年の実績からナショナルチームのリレーメンバーに選ばれていますし、
2019年の織田記念で、市川華菜、世古和、土井杏南に先行し、11.54の高校女子歴代2位の記録を出しています。
2019インターハイ陸上競技の最大の注目選手です。
その御家瀬に続く選手たちも凄いです。
地区予選で11.61の高校女子歴代5位の記録を出した青山華依、
11.65の高校女子歴代9位の記録を出した景山咲穂、昨年のインターハイ100m2位!
スポーツ界を席巻しているハーフ選手(と思われます)井戸アビゲイル風果、宮武アビーダラリーも注目選手。
もう一人、2018インターハイの女子100mで、高校1年生で唯一ファイナリストになった石堂陽奈は、
今年2年生になり、記録を伸ばしてきています。
一昨年(2017年)の全中女子100mのチャンピオンです(←このレースで青山華依は6位)。
石堂陽奈と青山華依は2年生で、ともに100mと200mを競技としています。
来年の高校女子短距離をリードすると期待される2人の2年生にも注目です。
御家瀬が評判どおりの走りでインターハイを連覇するのか、また、さらに記録を伸ばすのか、
景山が昨年の屈辱を果たし、逆転があるのか、
青山、石堂という2年生の逸材が、3年生を上回ることができるのか、
インターハイ2019の陸上競技、最大の注目は女子100mです!
女子200m
- 23.99 石堂 陽奈(2) 立命館慶祥
- 24.01 吉岡 里奈(3) 市西京
- 24.04 青山 華依(2) 大阪
- 24.17 井戸アビゲイル風果(3) 至学館
- 24.24 景山 咲穂(3) 市船橋←2018③
- 24.63 宮武アビーダラリー(3) 大宮東
女子100mが大注目の影響で、女子200mも注目だと思います。
タイムそのものはびっくりするほどの記録ではないのですが、
2019のインターハイ最大の注目選手御家瀬を追うライバルたちが200mに集まっています。
まず!2年生の石堂と青山が女子200mの最大の注目だと思います。
特に石堂は、高校2年生のときの福島千里を超えるタイム、唯一の23秒台、
青山は100mでもの凄いタイムを出しましたが、200mでも石堂に肉薄。
高校2年生ですから、3年までの後1年間、2人の戦いに注目だと思います。
3年生では、2018年インターハイ女子200m3位の景山や、井戸、宮武などの走りも注目なんですが、
近畿大会で青山に先行した吉岡里奈はちょっとおもしろそうです。
吉岡は昨年のインターハイ女子400mで2位、
2019年の京都府大会、近畿大会の両大会で女子400m優勝、という400mが得意な選手です。
100&200専門の石堂、青山、影山などか、200&400mの吉岡なのか、注目だと思います。
女子400m
- 53.40 高島 咲季(3) 相洋←2018①
- 54.11 吉岡 里奈(3) 市西京←2018②
女子200mの注目の流れで、女子400mも注目です。
女子200mの注目選手の吉岡里奈は昨年のインターハイ400mの2位です。
2019年も京都大会、近畿大会できっちりと結果を残しています。
しかし、その吉岡を上回る記録を持っているのが高島咲季です。
高島は昨年のインターハイ400mのチャンピオン、吉岡は敗れているんですね。
高島は2019年静岡国際で高校女子歴代5位の53.31の凄いタイムを叩き出しました!
2年生の頃から凌ぎ合う高島と吉岡、高校最後の戦いも注目です。
女子走幅跳
- 6.09 藤山 有希(3) 東海大相模
- 6.06 中津川 亜月(3) 浜松市立←2018④
- 5.96 神田 あやの(3) 宮崎商
- 5.93 北田 莉亜(3) 摂津
- 5.92 前野 萌衣(2) 花咲徳栄
- 5.81 渡邊 夏鈴(3) 帯広三条
- 5.81 山根 碧栞(2) 咲くやこの花
- 5.80 御家瀬 緑(3) 恵庭北←2018⑥
2017~2018年の高校女子走幅跳には、高良彩花というとんでもない逸材がいましたけど(←卒業して筑波大生になりました、日本選手権には出場予定)、
彼女と比較すると2019年の高校女子ロングジャンパーは、ちょっと可哀そうですが、
なんと言っても大注目の御家瀬緑の本職は走幅跳らしいんです。
北海道地区大会では5.80の記録でしたが支部大会では6.03を記録しています。
御家瀬の走幅跳のライバルたちはこんなにいるんですね。
その中でも最も注目なのは、6.23の高校女子歴代10位の記録を持つ中津川亜月。
2018年のインターハイでも4位入賞、6位だった御家瀬を上回っています。
6m二けたcmの記録を期待したい、女子走幅跳も注目してみてください。
男子3000mSC
- 8.39.49 三浦 龍司(3)洛南←高校歴代1位
- 9.02.29 北村 光(3)樹徳←2018④
- 9.06.24 菖蒲 敦司(3)西京←2018③
- ※8.39.67 キプラガット(3)倉敷
2019年インターハイ陸上競技、男子の最大の注目は3000mSCです!
このブログの陸上、駅伝の記事で取り上げてきました三浦龍司が、
30年ぶりに高校記録を塗り替え、8.39.49という初の39秒台の歴代1位の記録を樹立しました。
この記録は、あのキプラガットの岡山大会、中国大会の記録を上回っています!!
※まぁキプラガットは2年前の1年生のときに21秒台という驚異的なタイムを出し、また2019年のセイコーGGPで22秒台で優勝しているんですけど(笑)
それでも、30年ぶりの更新ですから凄い記録です。
8月の沖縄で(天候次第ですが)、三浦がキプラガットと競って、さらにタイムを上げることがあるかもしれません。
また、昨年のインターハイの3000mSCの日本人1位は菖蒲敦司、日本人2位が北村光という2人の2年生でした。
菖蒲も北村も予選でしっかり優勝しています。
キプラガットと三浦、そして菖蒲と北村、キプラガットが勝つ可能性が極めて高いですが、3人の日本人に注目してみてください。
三浦も菖蒲も北村も、勝負ではなくタイムを目指してほしいところです。
男子1500m
- 3.47.15 桝本 匡哉(3) 豊川←2018④
- 3.48.74 三浦 龍司(3) 洛南
- 3.49.87 唐澤 拓海(3) 花咲徳栄
- 3.49.99 荒堀 太一郎(3) 智辯カレッジ
- 3.50.26 前田 陸(3) 愛知
- 3.50.90 キプラガット(3) 倉敷
- 3.50.95 安倍 優紀(3) 清陵情報
- 3.51.32 林田 洋翔(3) 瓊浦←2018③
- 3.51.51 菖蒲 敦司(3) 西京
- ※3.44.86 クレイアーロン竜波(3) 相洋
3000mSCからの注目の流れで、男子1500mも注目かと。
三浦、菖蒲は1500mでもインターハイに出場するはずです。
三浦、菖蒲などの3000mSC、1500m、5000mの選手は、2019年冬の駅伝競技でも注目の選手になるはずです。
この1500mで注目なのが、キプラガットが岡山大会、中国大会で1位となっています。
タイムはそうでもありませんけど、インターハイで1500mに出場してくると思われます。
そうなれば、3000mSC同様に、キプラガット対日本人選手の構図もありますし、
冬の駅伝競技に向けての日本人選手たちの成績も注目となると思われます。
あ、ちなみにキプラガット以外にも留学生は出場してきますので、彼らも速いですよ。
・・・そして!この男子1500mに注目しなければならないのには、もうひとつ理由があります。
昨年から今年にかけて、女子の御家瀬と同じく、高校生でありながらナショナルチームで活躍している男子がいます。
クレイアーロン竜波です!
クレイアーロンは中距離スプリンターで800mと1500mを主競技にしています。
神奈川県大会、南関東大会の1500mには出場していません。
2019年4月の日体大記録会の1500mで、3.44.86の高校男子歴代3位を記録しました。
クレイアーロンが1500mに出場するなら、さらに注目度は上がります。
クレイアーロンが出場するかどうかも含め注目なんですけど、出ないでしょうねぇ(笑)
男子800m
- 1.49.39 クレイアーロン竜波(3) 相洋
- 1.49.56 南田 航希(3) 大塚
- 1.50.07 金子 魅玖人(3)鎌ケ谷
そのクレイアーロンの専門が800mです。
昨年のインターハイ800mのチャンピオンでもあり、今年連覇に挑戦します。
高校最高記録である1.47.51の記録保持者で、さらに記録が伸びるのか大注目です。
そして800mにはもう一人、今年の近畿地区大会で1.49.56の高校男子歴代10位の記録を出した南田航希にも注目です。
南関東地区大会ではクレイアーロンに届きませんでしたけど、千葉予選で1.50.07の好タイムを出した金子魅玖人も50秒切りを期待したいですね。
他にも1分50秒台を切れ合そうな選手たちもいますが、50秒台を切っているクレイアーロンと南田に特に注目ですよ。
女子400mH
- 58.16 田和 りな(3) 東大阪大敬愛←歴代6位
- 58.18 中野 菜乃(3) 姫路商←歴代7位
- 58.45 青木 穂花(3 )筑紫女学院←2018②
- 58.64 水口 萌(2) 東大阪大敬愛
- 58.73 奥林 凛(3) 四日市商
女子400mHは記録が期待できます。
2019年に、田和りなが歴代6位、中野菜乃が歴代7位、青木穂花が歴代9位という高校女子の歴代トップ10に入る記録をだしました。
また、青山は昨年のインハイ女子400mHで0.08秒差の2位、3年生になった今年こそトップを狙いたいところ。
ハイレベルはレースが期待できる女子400mHは注目です。
男子400mH
- 51.52 濵田 寛志(3) 汎愛←2018④
- 51.57 出口 晴翔(3) 東福岡←2018①
- 51.57 米田 太陽(3) 九州学院
- 51.62 岩坂 柊人(3) 長岡
- 51.72 高橋 遼将(1 )中京大中京
男子400mH、今年度の高校生の記録はいま一つなんですが、連覇に挑む選手がいます。
東福岡の出口晴翔が2018年の男子400mHのチャンピオンで、2019年に連覇に挑みます。
昨年のインハイ決勝で4位となった濵田寛志は3年生になって優勝を狙っているでしょう。
連覇なるか、阻止するのか、はたまた、1年生ながら51秒台で東海地区大会を制した高橋遼将か、
男子400mHも注目だと思います。
110mH
- 13.91 村竹ラジット(3) 松戸国際←高校歴代3位
- 13.97 藤原 孝輝(2) 洛南←高校歴代6位
110mHも記録が期待できる2人の選手に注目です。
村竹ラジットは13.91の高校歴代3位、藤原孝輝は13.97の高校歴代6位の記録をそれぞれ地区大会でたたきだしています。
インターハイの決勝で13秒台が出るかどうか、注目です。
また、藤原孝輝は走幅跳の京都&近畿のチャンピオンで、予選会のみの記録で比較すると1位の選手です。
110mHと走幅跳の藤原にも注目だと思います。
以上、インターハイ2019陸上競技の「特に!」注目したほうが良い10競技を紹介しました。
好記録を期待できる競技&選手、連覇を狙う競技&選手を中心にピックアップしてみました。
競技と選手をそれぞれまとめておきますと、
- 女子100m
- 女子200m
- 女子400m
- 女子走幅跳
- 3000mSC
- 男子1500m
- 男子800m
- 女子400mH
- 男子400mH
- 110mH
↑これらが大注目の競技で、
- 御家瀬 緑(恵庭北3年)
- クレイアーロン竜波(相洋3年)
- 高島 咲季(相洋3年)
- 三浦 龍司(洛南3年)
↑注目選手の中でもこの4人は「特注」だと思います。
個人的な妄想の範疇ですが、
三浦龍司、クレイアーロン竜波、キプラガットの1500mの勝負をみてみたいですねぇ(笑)
この選手たちも注目です
その他扱いするつもりはないんですが、
全ての注目競技、選手を詳細に紹介すると膨大な量になってしまいますので、
上記の「特に注目したほうが良い」以外の注目選手をここでまとめておきます。
注目選手を男女別で、名前-競技-高校(学年)で表記しますね。
男子注目選手
- 中村 彰太:100m 浜松工(3)
- 井上 直紀:100m 高崎(1)←2018全中100m①
- 江頭 亮:走高跳 大塚(3)
- 古澤 一生:棒高跳 前橋育英(3)←高校歴代4位
- 井上 光陽:砲丸投 東京学館船橋(3)
- 藤原 孝太郎:円盤投 沖カトリック(3)
- 執行 大地:ハンマー投 市立尼崎(3)←高校歴代3位
- 中村 健太郎:やり投 清風南海(3)←2018①
- 中京大中京:400mリレー
- 大阪:400mリレー
- 相洋:1600mリレー
女子注目選手
- 古西 清乃:100mH 京都橘(3)
- 松本 佳音彩:100mH 中京大中京(1)←2018全中100mH①
- 古林 愛里:棒高跳 明石商(2)←高校歴代4位
- 古田 真美:三段跳 観音寺一(3)
- 高橋 奈々:やり投 滝川二(3)
- 立命館慶祥:400mリレー←2018①
- 京都橘:400mリレー←2018②
- 山形中央:400mリレー←2018③
- 相洋:400mリレー←2018④
- 中京大中京:400mリレー
- 大阪:400mリレー
- 相洋:1600mリレー←2018①歴代4位?
- 東大阪大敬愛:1600mリレー←2018②
以上、男女の注目選手、リレーチームをピックアップしてみました。
まとめ
今回は、2019年のインターハイ陸上競技の注目選手&競技をピックアップしてみました。
高校スポーツファン、高校陸上ファンの方でしたらご存知だと思いますが、
高校陸上界にも年ごとにスター選手が出現します。
2019年の高校陸上界のスター選手は、ここで紹介した「特に注目」の選手たちです。
このスター選手やスター選手を追う選手たちのアツい戦いには、毎年心振わされます(笑)
インターハイの花形競技と言っても過言ではない、陸上!
2019年も興奮させてもらいましょう!(笑)
今回の記事が読んでくださったみなさんのスポーツの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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