2019年インターハイ陸上競技が終了しました。
御家瀬緑、クレイアーロン竜波、キプラガット、シンシアなどなど、注目選手たちの結果はどうだったんでしょうか。
この記事で、陸上競技の総括をしてみたいと思います。
私見ですが、注目度の高いと思われた選手の順に総括していきたいと思います。
注目選手たちの結果
大会前に、インターハイ2019の陸上競技の注目選手をピックアップしていました。
→御家瀬緑が陸上日本選手権で優勝!プロフィールやライバルたちは?
このブログで注目度の高い順に注目選手を紹介しましたが、
高校生選手たちのこれまでの実績、例えば、好タイム、連覇などなどから、期待度の高い選手を紹介してきました。
今回の結果、総括も、注目度の高い選手、競技順に紹介していこうと思います。
また、全くの私見ではございますが、勝手な総括・感想なども書かせてもらいますのでお許しくださいm(__)m
女子100m結果
- 11.51 御家瀬 緑(3) 恵庭北←歴代2位
- 11.56 石堂 陽奈(2) 立命館慶祥←歴代4位
- 11.65 三浦 由奈(3) 柴田
- 11.69 景山 咲穂(3) 市立船橋
- 11.73 青山 華依(2) 大阪
- 11.78 井戸アビゲイル(3) 至学館
- 11.79 鈴木 くるみ(3) 旭川龍谷
- 11.82 鷺 麻耶子(2) 八王子東
2019年陸上日本選手権女子100mで優勝した注目選手、御家瀬緑がインターハイでも優勝し、昨年に続き連覇達成。
決勝のタイムは11.51でしたが、準決勝で11.50の高校女子歴代2位の記録を叩き出しました!
高校生のうちに、土井杏南の高校女子最高記録の11.43の更新が期待されますけど、
御家瀬緑はあと何レース走るのでしょうか、国体には出場すると思われます。
2位には、御家瀬と同門である石堂陽奈が11.56という高校女子歴代4位の好タイムで入りました。
2位という結果に、ゴール直後に涙を流し、御家瀬に慰められていましたけど、
タイムは御家瀬の2年生時の記録を上回りました。
女子100mには御家瀬緑をはじめ注目選手が揃っていましたが、
3位には三浦由奈、4位に景山咲穂、5位に高校2年生ながら日本選手権で3位の青山華依と続きました。
女子100mは国体でも注目になりますね。
また、石堂陽奈、青山華依は2年生ですから、来年の高校3年生でも注目選手になりますね。
女子200m結果
- 23.67 石堂 陽奈(2) 立命館慶祥←歴代5位
- 23.76 髙島 咲季(3) 相洋←歴代7位
- 23.79 井戸アビゲイル(3) 至学館
- 23.82 景山 咲穂(3) 市立船橋
- 24.08 三浦 由奈(3) 柴田
- 24.11 松永 朋子(2) 小野
- 24.31 鈴木 一葉(3) 埼玉栄
- 24.32 大城 珠莉(3) 至学館
女子200mも注目選手が集まりましたけど、
優勝は100m2位の石堂陽奈が23.67(高校女子歴代5位)の好タイムで、
2位にはインターハイ400mを連覇した髙島咲季が23.76(高校女子歴代7位)の好タイムで入りました。
3位には安定の井戸アビゲイル、
2019の陸上日本選手権女子200m2位の景山咲穂は4位、景山は100m&200mとも4位という成績でした。
↑1位から4位までは大接戦でしたね。
石堂は100で2位、200で優勝、今後、高校女子陸上界で最大の注目選手になるのではないでしょうか。
女子400m結果
- 53.44 髙島 咲季(3) 相洋
- 54.41 吉岡 里奈(3) 西京
- 54.65 須藤 美桜(3) 東京
女子400mは、昨年のインターハイからの因縁?がありました。
2018年の女子400mの1位は髙島咲季、2位吉岡里奈、3位入江明歩で、上位3人が2年生でした。
2019のインターハイ女子400m決勝にその3人が進出し、結果はご覧のとおり!
髙島咲季が連覇達成、吉岡里奈は2年連続で2位という結果になりました。
ちなみに、昨年3位の入江明歩は今年は8位で、
今年3位となった須藤美桜は去年6位でした。
インターハイ女子400m
53.44 髙島咲季(相洋3)
54.41 吉岡里奈(西京3)
54.65 須藤美桜(東京3)
54.94 川崎夏実(相洋3)
55.07 中野菜乃(姫路商3)
55.11 アシィしおり(北海道栄2)
55.73 津川瑠衣(八王子3)
56.58 入江明歩(湘南3)
インターハイ連覇達成! pic.twitter.com/jNYMkEJphK— 月刊陸上競技 (@Getsuriku) August 4, 2019
女子走幅跳結果
- 6m11 北田 莉亜イルマ澄江(3) 摂津
- 6m06 神田 あやの(3) 宮崎商
- 6m02 藤山 有希(3) 東海大相模
- 5m99 松尾 瑚捺(1) 浜松商
- 5m95 中津川 亜月(3) 浜松市立
- 5m93 竹元 咲(2) 鹿児島
- 5m91 御家瀬 緑(3) 恵庭北
- 5m89 鞍田 沙耶佳(3) 星稜
御家瀬緑が出場する走幅跳も注目選手が多かったのですが、
優勝したのは北田莉亜、2位に神田あやの、3位が藤山有希という結果でした。
御家瀬緑は7位、昨年4位の中津川は5位、昨年1年生ながら3位の梅宮悠は今年は9位。
また、今年4位には1年生の松尾瑚捺が入りました。
男子3000mSC結果
- 8.43.42 Fキプラガット(3) 倉敷
- 9.12.42 三浦 龍司(3) 洛南
- 9.17.14 北村 光(3) 樹徳
- 9.23.22 菖蒲 敦司(3) 西京
注目選手たちが上位を占めました、3000m障害。
決勝当日は台風の影響?で風が強く、タイムに影響したようです。
キプラガットが3連覇を達成しました、まぁそうでしょうね(笑)
高校歴代1位の記録をもつ三浦龍司がキプラガットに次ぐ2位でした。
3位、4位も昨年からの実力者、北村光と菖蒲敦司が入りました。
3000mSCの選手たちは、夏が過ぎれば、駅伝シーズンに入ります。
駅伝での走りにも注目したいですね。
【沖縄インターハイ】
男子3000mSC
🥇フェレモン キプラガット(倉敷) 8:43.42
🥈三浦龍司(洛南) 9:12.42
🥉北村光(樹徳) 9:17.14 pic.twitter.com/qxmKtq2tFN— まっちゃん (@38Tkya) August 8, 2019
男子800m結果
- 1.50.24 クレイアーロン竜波(3) 相洋
- 1.51.80 金子 魅玖人(3) 鎌ヶ谷
- 1.52.75 馬場 勇一郎(3) 中京大中京
2019陸上日本選手権で、あの川元に勝って日本チャンピオンになった大注目選手のクレイアーロン竜波が万全の走りで連覇達成。
1年生のときには2位でしたので、2位→1位→1位という3年間でした。
2位には注目選手の一人だった金子魅玖人が入りました。
金子はいつも前目でレースをしますが、この決勝は後方からのレースで、残り200mからスパートするというクレバーなレース運びでした。
別格のモンスタークレイアーロンをのぞけば、圧倒の2位でした。
3位には中学歴代記録保持者の馬場勇一郎が入りました。
また、1分50秒を切る自己ベストをもっていた南田航希は、7位という結果でした。
土砂降りの雨の中のレースでしたので、記録は良くなかったのが残念でしたね。
男子800m 表彰
🥇クレイアーロン竜波 (相洋)
🥈金子魅玖人 (鎌ヶ谷)
🥉馬場勇一郎 (中京大中京)中で表彰やってて、一般人も一瞬だけ
入れてもらえる感じでした(笑)最後の一枚は鳥居風樹くんへ♡← pic.twitter.com/XMJjPOji2X
— か え 🍁 (@k_7250) August 7, 2019
女子400mH結果
- 58.14 津川瑠衣(3) 八王子←歴代6位
- 58.60 田和りな(3) 東大阪大敬愛
- 58.92 中野菜乃(3) 姫路商
高校女子歴代記録のベスト10以内に3人の選手が揃った女子400mHの決勝は、
津川瑠衣が2019年の高校女子のシーズンベスト、歴代6位となる好記録で優勝。
津川は400mでも決勝に残りましたが7位でした。
2位にはこの決勝レースまでのシーズンベストをもっていた田和りな、
3位には、歴代9位の記録を持っていた中野菜乃が入りました。
\インハイ📷夏の物語/#インハイ 陸上は優勝者のみならず、それぞれに夏にかけた想いがあります。女子400m障害の川村優佳(日大桜丘)が2年連続入賞で流した涙には理由がありました。#インハイTV(https://t.co/wiKj490VJt…)https://t.co/F9pcaaMRDc
👇記事はこちら👇— THE ANSWER (@theanswerc2) August 6, 2019
男子400mH結果
- 50.57 出口 晴翔(3) 東福岡
- 51.99 岩坂 柊人(3) 長岡
- 52.27 黒川 和樹(3) 田部
男子400mHは出口晴翔が連覇を達成しました。タイムも50秒台の好タイムでした。
インターハイ男子400mH
出口晴翔選手(東福岡3)が50秒57の自己新で連覇達成!!! pic.twitter.com/EnmPwx3MCb— 月刊陸上競技 (@Getsuriku) August 6, 2019
以上、注目度の高かった選手の出場した陸上競技結果はこのような感じです。
注目選手個人の競技結果
ここでは、注目度の高かった選手の競技結果をまとめます。
御家瀬 緑(恵庭北3年)
- 100m 優勝←連覇達成
- 走幅跳 7位
- 400mR 準決勝敗退
陸上日本選手権で100mのチャンピオンになった大注目選手の御家瀬緑はインターハイ100mでも優勝、インハイを連覇。
走幅跳は7位という結果でした。
高島 咲季(相洋3年)
- 200m 2位
- 400m 優勝←連覇達成
- 400mR 優勝
- 1600mR 優勝←連覇達成
- 学校対抗 優勝
「インターハイの女王」とは髙島のことではないでしょうか!
200mは石堂陽奈に僅差で敗れましたけど堂々の2位。
400m、400mR、1600mRの3種目は優勝、しかも、400mと1600mRは連覇!
学校対抗成績まで入れれば、4冠という圧倒的な成績です。
2018年の1600mRはお姉さんの菜都美さんとの優勝でした。
MVPがあるとすれば、インターハイ2019陸上競技のMVPは髙島咲季で間違いないと思います。
クレイアーロン竜波(相洋3年)
- 800m 優勝←連覇達成
- 1600mR 3位
クレイアーロンは800mで危なげなく連覇を達成しました。
1600mRでは3位でした。
個人的には、1500mのクレイアーロンも観てみたいです、今後に期待。
三浦 龍司(洛南3年)
- 1500m 6位
- 3000mSC 2位
3000mSCの高校記録を30年ぶりに塗りかえた大注目選手の三浦隆司でしたが、
インターハイでは強風の中のレースで、キプラガットに次ぐ2位でした。
それでも、実質は優勝です(笑)
フィレモン・キプラガット(倉敷3年)
- 3000mSC 優勝←3連覇達成
・・・ちょっと、調査不足でして、過去にインターハイで3連覇したことのある選手がいるのかどうか分かりませんm(__)m
キプラガットは3連覇をやってのけました。
石堂 陽奈(立命館慶祥2年)
- 100m 2位
- 200m 優勝
- 400mR 準決勝敗退
逸材が揃う女子100mで御家瀬緑を追い詰めたのは石堂陽奈でした。
その石堂は200mで優勝、連覇のかかった400mRは準決勝で敗退しました。
高校2年生ですが、これまでに、福島千里や御家瀬緑の年代記録を上回る記録を残しています。
同学年の青山華依(大阪)とともに、2年生スプリンターの注目選手です。
藤原 孝輝(洛南2年)
- 110mH 4位
- 走幅跳 優勝←高校歴代最高記録達成
ハードルと幅跳びを行うジャンパー?の藤原孝輝。
110mHは4位とでしたが、走幅跳で8m12という大ジャンプで優勝!
高校記録を30年ぶりに塗りかえ、それも、高校生初の8m台という記録。
ほぼほぼ伝説となっている森長正樹や、近年の日本の第一人者橋岡優輝などの年代記録を大きく更新。
しかも、日本歴代7位の記録になります。
2019インターハイ陸上競技の最大の記録更新だと思います。
藤原孝輝は今2年生です、一気に大注目選手になりますよ!
鵜澤 飛羽(築館2年)
- 100m 優勝
- 200m 優勝
・・・インターハイが開催される前は、全くのノーマークでした。
高校生男子短距離界にちょっと楽しみな選手が登場しました。
鵜澤飛羽が100m、200mで優勝、短距離2冠は28年ぶり。
記録は、100も200も2m以上の風があったようで、参考記録になりますけど。
ちょっと楽しみな2年生が登場しました、今後の走りに注目です。
以上、8人の選手の競技結果をまとめてみました。
キプラガットは3連覇、髙島咲季は学校対抗も含め4冠、
藤原孝輝のとんでもない記録、正に彗星の如く現れた鵜澤飛羽、
こんな選手たちが大活躍したインターハイ2019の陸上競技でした。
なお、この記事での注目選手の結果は、このブログが推す注目選手のみを掲載しましたm(__)m
インターハイ2019陸上競技の全結果をご覧になりたい方は、公式サイトからどうぞ。
まとめ
以上、今回は、インターハイ2019の陸上競技の注目選手たちの競技結果をピックアップしてまとめてみました。
今後、高校3年生たちは、国体や駅伝などでも注目選手となるでしょう。
また、活躍をみせた2年生たちは、今年から来年にかけての活躍に注目しなければなりませんね。
今回の記事が読んでくださったみなさんのスポーツの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
よかったら過去記事の、
もご一読ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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