世界陸上2019カタール・ドーハ大会の開催が間もなくとなりました。
今回ももちろん!日本人選手の活躍に期待したいところですが、
これまでの世界陸上で、メダルを獲得した日本人選手はどれくらいいるんでしょう?
今回は、世界陸上選手権で、メダリストとなった日本人を振り返ってみます。
世界陸上での日本人金メダリスト
※敬称は省略させていただきますm(__)m
世界陸上選手権は2019年のカタール・ドーハ大会で第17回目の開催となります。
過去の16回の世界選手権での日本人金メダリストは4人しかいません!涙。
まぁ、それだけ世界の選手が強くて、日本人選手が、陸上競技で世界一になるのが難しいということでしょう。
日本人金メダリストのこれらの選手です。
谷口 浩美
- 第3回(1991年)世界陸上東京大会
- 競技:男子マラソン
日本人選手で初めて世界陸上で金メダリストとなったのは、男子マラソンの谷口浩美です。
暑さと湿度の高さから60名の出場選手のうち24名が棄権するというサバイバルレースとなりましたが、
39km付近でスパートした谷口浩美が1位でゴール。
日本人初の世界陸上の金メダリストとなりました。
浅利 純子
- 第4回(1993年)世界陸上シュトゥットガルト大会
- 競技:女子マラソン
世界陸上で日本人女子選手として初めての金メダリストとなったのが浅利純子
30km過ぎで先行したマヌエラ・マシャド(ポルトガル)を36km付近で逆転!
1位でゴールしました。
ちなみに、このとき2位となったマシャドは、
この大会で銀メダル、次の世界陸上で金メダル、その次の世界陸上でメダルという、凄まじく強い選手でした。
鈴木 博美
- 第6回(1997年)世界陸上アテネ大会
- 競技:女子マラソン
世界陸上で日本人女子選手として2人目の金メダリスト。
鈴木は、27km付近でロングスパートを仕掛け、強敵マシャド、リディア・シモン(ルーマニア)など他の選手を寄せ付けず、圧勝でした。
室伏 広治
- 第13回(2011年)世界陸上テグ大会
- 競技:男子ハンマー投
日本人男子選手としては2人目、日本人選手としては4人目の金メダリストが鉄人室伏広治です。
2001年、2003年の世界陸上でそれぞれ銀メダル、銅メダルを獲得して、
2004年のアテネオリンピックで金メダルを獲得していた室伏でしたが、
世界陸上での金メダルを獲得したのは、なんと36歳のときです!
オリンピック&世界陸上という陸上の二大世界大会で金メダリストになるのは日本人初!
改めて、室伏の凄さがわかりますね。
以上、世界陸上で、金メダリストとなった日本人はこの4人です。
マラソンで3人、投擲競技(ハンマー投げ)で1人という内訳になります。
国際大会で、日本人が世界一になるのがいかに難しいか、うかがい知れるような気がします。
世界陸上での日本人銀メダリスト
世界陸上で銀メダリストとなった選手も振り返ってみましょう。
まず、一気に銀メダリストたちを羅列していきます。
- 山下 佐知子(女子マラソン)
- 市橋 有里(女子マラソン)
- 室伏 広治(男子ハンマー投)
- 土佐 礼子(女子マラソン)
- 野口 みずき(女子マラソン)
- 尾崎 好美(女子マラソン)
- 荒井 宇宙(男子50km競歩)
世界陸上での日本人銀メダリストはこの7人です。
この選手の中から特に紹介したい選手をピックアップしておきます。
山下佐知子は、世界陸上で初めてメダルと獲得した日本人女子選手になります。
1991年に開催された世界陸上で女子マラソンは、山下が銀メダル、4位が有森裕子だったんです。
翌1992年のバルセロナ五輪の女子マラソンでは、ご存知のように有森裕子が銀メダルを獲得しますが、
この有森が銀メダルを獲得したレースで4位となったのが、山下佐知子でした。
山下佐知子と有森裕子は、日本国内で最大のライバルだったんですねぇ。
鉄人・室伏広治が、世界大会で初めてメダルと獲得したのは、銀メダルです(2001年エドモントン大会)。
また、前回(2017年)の世界陸上ですが、荒井宇宙が男子50km競歩で銀メダルと獲得しています。
男子競歩は金メダルが近いかもしれません。
世界陸上での日本人銅メダリスト
もちろん、日本人銅メダリストも確認しておきます。
年代の古い順に羅列していきます。
- 安部 友恵(女子マラソン)
- 千葉 真子(女子10000m)
- 佐藤 信之(男子マラソン)
- 為末 大(男子400mH)
- 千葉 真子(女子マラソン)
- 室伏 広治(男子ハンマー投)
- 末續 慎吾(男子200m)
- 尾方 剛(男子マラソン)
- 為末 大(男子400mH)
- 土佐 礼子(女子マラソン)
- 村上 幸史(男子やり投)
- 福士 加代子(女子マラソン)
- 谷井 孝行(男子50km競歩)
- 小林 快(男子50km競歩)
- 男子4×100mリレー
このような日本人選手が世界陸上の銅メダリストになっています。
「ちばちゃん」こと千葉真子は、銅メダルを2個獲得してるんですが、
この2個が、10000mとマラソンで、長距離には変わらないんですが、2つの違う種目で獲得しているんですね。
しかも、世界陸上のトラック競技として日本人女子選手唯一のメダリストです。
実は、世界陸上で日本女子選手がメダルを獲得したのは、この千葉真子の10000mをのぞいて全てマラソンです。
さらに!陸上の世界大会、オリンピックと世界陸上で、日本人女子選手が!トラック競技で!!メダルを獲得したことがあるのは!!!
あのレジェンド人見絹江とこの千葉真子の2人しかいないんです!!
チバちゃんの凄さをお伝えできましたでしょうか?(笑)
土佐礼子、為末大も凄いですよね。
土佐礼子はマラソンで2001年に銀メダル、2007年に銅メダル、
為末大は400mHで2001年、2005年に銅メダルと、それぞれ2つのメダルを獲得しています。
凄いといえば、末續慎吾。
2003年に200mで銅メダルを獲得しているんですが、
オリンピック、世界陸上の世界大会で、短距離競技で日本人男子唯一のメダリストです。
サニブラウンをはじめ、日本人スプリンターには、末續に続いてほしいですよね。
やはり、最後は室伏広治。
金メダリストであることだけでも凄いんですが、世界陸上で、金銀銅全てのメダルを獲得しています。
室伏の陸上の世界大会でのメダル獲得を古い順にまとめますと、
- 2001年:銀メダル 世界陸上
- 2003年:銅メダル 世界陸上
- 2004年:金メダル オリンピック
- 2011年:金メダル 世界陸上
- 2012年:銅メダル オリンピック
このように、世界陸上で3個、オリンピックで2個、計5個のメダルを獲得しています。
正に、日本陸上史上最強のメダリストと言えるでしょう。
以上、銅メダリストの紹介と、特に注目すべき銅メダリストたちを紹介しました。
まとめ
以上、今回は世界陸上の日本人メダリストを振り返ってみました。
最後にもう一度集約しておきますと、
- 金メダリスト: 4人
- 銀メダリスト: 7人
- 銅メダリスト:17人
※銅メダリストには4×100mリレーの4人を加えています。
と、現在までにこのような内訳になり、競技別、男女別などで分けてみますと、
【競技別】
- マラソン:金3個、銀5個、銅6個、計13個
- ハンマー:金1個、銀1個、銅1個、計3個
- 50km競歩:銀1個、銅2個、計3個
- 400mH:銅2個
他、200m、10000m、やり投げ、リレーが1個ずつ。
【男女別】
- 男子:金2個、銀2個、銅10個、計14個
- 女子:金2個、銀5個、銅5個、計12個
【個人別】
- 3個:室伏 広治(金・銀・銅)
- 2個:土佐 礼子(銀・銅)
- 2個:千葉 真子(銅・銅)
- 2個:為末 大:(銅・銅)
と、メダリスト、メダル獲得の実績はこのようになります。
2019年の世界陸上で、日本人はメダルを獲得できるでしょうか。
期待したいですね。
今回の記事が読んでくださったみなさんのスポーツの楽しみにお役にたてればうれしく思います。
よかったら世界陸上の関連記事の以下もご参照ください。
→世界陸上選手権2019ドーハ大会、日本代表選手をチェック!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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