世界のバスケの最高峰、NBAの2019-20シーズンが開幕します。
今シーズンは、八村塁、渡邊雄太、馬場雄大の日本人3選手が、NBAのチームを契約をしています。
はたして、この3人はNBAで活躍することができるのか!?
今シーズンのNBAの楽しみでもある、3人の契約内容や動向、経歴などを再確認してみましょう。
NBA2019-20シーズンのスケジュール
まず、NBA2019-20シーズンのスケジュールをチェックしておきましょう。
第74回目となる2019-20のNBA、
シーズン開幕は2019年10月22日~2020年4月15日(レギュラーシーズン)、
ポストシーズンが2020年4月18日~6月中旬(プレーオフ)、
の予定となっています。
各チームは、約半年間で82試合した後に、
東西のカンファレンス上位の8チーム(計16チーム)によるプレーオフを戦い、NBAファイナルを目指すことになります。
NBAのチームは、全部で30チームあり、
30チームが東西の2つのグループ分かれ(ウエスタンカンファレンス、イースタンカンファレンス)、
さらに、各15チームのカンファレンスが、3つのグループに細分化(ディビジョン)されています。
例えば、
八村塁は、イースタンカンファレンスのサウスイーストディビジョンの「ワシントン・ウィザース」に所属しています。
渡邊雄太は、ウエスタンカンファレンスのサウスウエストディビジョンの「メンフィス・グリズリーズ」に、
馬場雄大は、ウエスタンカンファレンスのサウスウエストディビジョンの「ダラス・マーベリックス」に所属しています。
渡邊と馬場は、同じディビジョンに所属していますので、
NBAの試合に出場できれば、日本人対決があるかもしれませんね。
NBA2019-20シーズンのスケジュールはこのようになっています。
楽しみですね!
八村、渡邊、馬場の契約内容や動向
さて、そのバスケ世界最高峰の舞台であるNBAに、今シーズンは3人の日本人選手が所属しているわけです。
しかし、残念ながら、3人がNBAの試合に出場できるかどうかは、ちょっと慎重に考えなければならないんです。
NBAでは、NBAの公式戦に出場できる資格を持つ選手の枠のことを「ロースター」を言います。
このロースターは各チーム15人の登録人数と決められています。
つまり、八村、渡邊、馬場の日本人選手だけでなく、NBAのチームと契約をした選手は、
このロースターに登録されるかどうかが、NBAの公式戦への基準となるんですね。
逆に、NBAのチームと契約したとしても、ロースターに登録されなければ、NBAの公式戦には出場できないことになります。
この「ロースター」登録を踏まえて、日本人3選手の契約形態から、NBAの公式戦に出場でき、活躍できるのかどうか、
また、3人のこれまでの経歴を比較しながら、
2019-20シーズンのNBAの楽しみにしてみましょう。
※年齢は2019年10月現在のものとします。
八村 塁(ワシントン・ウィザーズ)
R O O K S 🔥🔥🔥#WizMediaDay | #RepTheDistrict pic.twitter.com/QmuLhcbPGC
— Washington Wizards (@WashWizards) September 30, 2019
- 契約形態:ルーキー契約
- ポジション:SF/PF
- 生年月日:1998年2月8日(21歳)
- 身長:203cm
- 出身地:富山県
- 所属:奥田中→明誠高→ゴンサガ大→ウィザーズ
ご存知のように、八村塁は、2019のドラフトで1巡目で指名を受け、ワシントン・ウィザーズに所属することになりました。
ドラフト1巡目での指名になったので、八村の契約は「ルーキー契約」となります。
「ルーキー契約」とは、基本的に2~4年の契約期間となりますので、
八村は、ロースターに登録されれば、NBAの公式戦に出場できます。
ルーキー契約の八村の年俸は、1年目が約3.2億円、4年目で約5億円となる見通しです!
ロースターに登録されればNBAの公式戦に出場できますが、いわゆる「レギュラー」とはちょっと違うんですね(ま、ほぼほぼレギュラーなんですけど笑)。
試合に出場できるロースターは最大13人と決まっていて、この13人の選手の中でどれくらい長い時間試合にでるかが、八村の注目点だと思います。
幸い?にも、ウィザーズのスコット・ブルックスHCが、八村のロースター入りを明言していますので、
八村は、NBA開幕から、公式戦に出場する可能性があります。
出場したときにの活躍如何によって、出場数、出場時間が増えてくるものと思われます。
つまり、NBA2019-20シーズン、八村はNBAの公式戦で観れます!
どんな活躍をみせてくれるのか、注目ですよ!
渡邊 雄太(メンフィス・グリズリーズ)
やっぱこのメンバー最高です pic.twitter.com/HjQSnsH3aq
— Yuta Watanabe 渡邊 雄太 (@wacchi1013) August 12, 2019
- 契約形態:2way契約
- ポジション:G/SE
- 生年月日:1994年10月13日(25歳)
- 身長:208cm
- 出身地:香川県
- 所属:尽誠学園→G・ワシントン大→グリズリーズ
NBAのメンフィス・グリズリーズと契約して2年目の渡邊雄太。
昨シーズン渡邊はNBAの公式戦に15試合出場し、日本人として2人目のNBAプレーヤーになりました。
渡邊とグリズリーズの契約は「2way契約」という形態で、
年俸は最低賃金870万円+試合に呼ばれた手当=約3000万円ほどと思われます。
2way契約とは、ロースターと関係している部分があるんですが、
- 基本的にはNBAの下部リーグでプレー
- シーズン中最大45日NBAチームに所属できる
- ロースターには含まれない
- 各チーム最大2名まで
- 契約期間は最大2年
という契約形態になっています。
昨シーズンNBAの公式戦15試合に出場した渡邊ですが、八村のように本契約に至っていないんですね。
渡邊の目標は、NBAのロースターに登録されることですから、活躍して認められなければなりません。
ジョージ・ワシントン大では活躍しましたし、NBAのサマーリーグでの活躍も認められて、つかみ取った2way契約で、
昨シーズンはNBAの下部リーグではそれなりの活躍をしているようですし、
NBAの公式戦の出場の実績もあるわけですから、チャンスはあると思われます。
また、今シーズンのNBAでも渡邊を観る機会はあると思います。
なんとか、本契約を勝ち取る活躍をしてもらいたいですね。
馬場 雄大(ダラス・マーベリックス)
ここからが始まり。
This is just the beginning.🙏🔥 https://t.co/SJK1reRbTn— Yudai Baba 馬場雄大 (@babaseyo) October 5, 2019
- 契約形態:エキシビット10契約
- ポジション:SF
- 生年月日:1995年11月7日(23歳)
- 身長:198cm
- 出身地:富山県
- 所属:奥田中→富山一校→筑波大→アルバルク東京→マブス
NBAのダラス・マーベリックスと契約した馬場雄大。
まだ、NBAの公式戦には出場していませんが、出場のチャンスがあるかもしれません。
ただし、どーも、馬場の契約形態は「エキシビット10契約」だとか。
渡邊雄太の2way契約のひとつ下の契約というイメージで良いと思います。
主に、トレーニングキャンプのときに結ばれる契約で、1年間の無保証契約で、
エキシビット10の当面の目標は、渡邊雄太のような2way契約に移行することのようです。
年俸も条件が設定されているようですが、60日間所属すれば約540万円ほどとのこと。
つまり、馬場の場合は、今の契約ではNBAの公式戦に出場することはできません。
しかも、マブスには、既に2名の選手と2way契約を結んでいるようなので、定員が埋まっているということにもなります。
契約期間の1年間で、マブスの2way契約を勝ち取る、
若しくは、NBA下部リーグで活躍して、他のNBAチームと再契約する、ことが現実的な目標となると思われます。
NBA2019-20シーズン開幕時には、馬場の雄姿をNBA公式戦で観ることは難しいでしょう。
しかし、活躍によって、2way契約を結ぶことができれば、今シーズンにNBAデビューできるかもしれまんね。
馬場は、八村塁とは同じ奥田中学(富山県)の2コ先輩です。
奥田中恐るべしですね、NBA選手を2人も輩出してしまいました(笑)
しかし、これまでに、NBAの公式戦に出場した経験のある日本人選手は、田臥勇太と渡邊雄太の2人だけなんです(昨シーズンまでに)。
富樫勇樹も2014年にダラス・マーベリックスと契約しましたけど、NBAの公式戦に出場できませんでした。
日本人のNBAの挑戦?をまとめてみますと、
- 田臥 勇太(4試合)フェニックス・サンズ
- 富樫 勇樹(出場なし)ダラス・マーベリックス
- 渡邊 雄太(15試合)メンフィス・グリズリーズ
- 八村 塁(これから)ワシントン・ウィザース
- 馬場 雄大(これから)ダラス・マーベリックス
この5人がNBAと契約して、2人が出場しています。
あの田臥が4試合しか出場できない、富樫が出場0、・・・NBAがいかに化け物揃いかわかりますね(笑)
2019年に契約した八村は遅かれ早かれ、NBA公式戦に出場し、日本人3人目のNBAプレーヤーになるでしょう。
同じく、2019年に契約した馬場は、これからの活躍次第で、NBA公式戦に出場できるかもしれません。
逆に、富樫のように、出場はできないかもしれません。
2019-20シーズンのNBAに挑戦している3選手に注目したいですね。
まとめ
以上、今回は、2019-20シーズンにNBAでプレーする八村、渡邊、馬場の3選手について紹介しました。
八村、渡邊は公式戦出場は確実だと思われますが、馬場については、今後の契約によるものと思われます。
それにしても、一度に3人の日本人選手がNBAと契約をしている、このことが凄いことですよ。
こうやって、日本バスケは強くなっていくんじゃないかと思います。
八村、渡邊、馬場の活躍に期待しています!
今回の記事が読んでくださったみなさんのスポーツの楽しみにお役に立てればうれしく思います。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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