2018~2019シーズンの駅伝の結果をまとめます。

2019年1月の都道府県男子駅伝で2018~2019年の駅伝シーズンの全てのレースが終わりました。

今年も、男子女子、中学生から社会人まで熱戦が繰り広げられましたね。

ここでは、駅伝の主要な全国大会(箱根などの有名レースも含みます)の上位結果を全て振り返ってみたいと思います。

2018年10月

第30回全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)

日程:2018年10月8日

  • 優勝:青学大 2.11.58
  •  2位:東洋大 2.12.10
  •  3位:東海大 2.13.31

青山学院大が1区から最終区まで順位を落とすことなく完全優勝で、4度目の優勝。

2位は東洋大、3位は東海大という結果でした。

前評判どおりの3強が上位を占めました。

全国の大学駅伝ですので全国の大学が選抜されて出場しますが、

関東以外の最高順位は、立命館大の6位でした。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 橋詰 大慧(青学大)
  • 2区 鈴木 塁人(青学大)
  • 3区 Wデレセ(拓殖大)
  • 4区 吉田 圭太(青学大)
  • 5区 今西 駿介(東洋大)
  • 6区 吉川 洋次(東洋大)

6区間のうち1、2、4区の3区間で青学大が区間賞。

青学大が区間賞をとれなかった3、5、6区の青学ランナーは全て区間2位。

青学大の強さが際立った出雲駅伝でした。

2018年の出雲駅伝の総合成績詳細結果はこちら

第4回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会予選会(プリンセス駅伝)

日程:2018年10月21日

  • 優勝:ワコール 2.19.16
  •  2位:京セラ 2.20.27
  •  3位:九電工 2.20.51

第4回のプリンセス駅伝はワコールが優勝。

クイーンズ駅伝の予選会ですから、ワコール他上位14チームがクイーンズ駅伝への出場を決めました。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 佐藤 早也伽(積水化学)
  • 2区 田邉  美咲(三井住友海上)
  • 3区 一山  麻緒(ワコール)
  • 4区 Pカルム(ルートインホテルズ)区間新
  • 5区 加藤    岬(九電工)
  • 6区 福士 加代子(ワコール)区間新

4区カルム、6区福士が区間新記録の快走でした。

 

このプリンセス駅伝ではちょっと考えさせられる場面がありましたね。

2区の飯田怜選手(岩谷産業)がトラブルのため走ることができず、

約200mほどを四つん這いで進み、たすきを繋ぐというシーンがありました。

飯田選手は右脛骨骨折の全治3~4か月という状況でした。

 

また、3区ではトップでレースを進めていた岡本春美選手(三井住友海上)が、

区間残り1km付近で意識が混濁している様子で体が異常にふらつき始めました。

脱水症状だと思われ岡本選手は道脇に倒れ込みレースを中断することになりました。

 

四つん這いとかふらつきとかは過去の駅伝大会でもありましたけど、

1つのレースで複数のトラブルが起こったのは、ちょっと記憶にありません。

駅伝の厳しさと、トラブルが起こった際の対応方法が問題とされた大会でした。

第4回プリンセス駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第36回全日本大学女子駅伝対抗選手権大会(全日本大学女子駅伝)

日程:2018年10月28日

  • 優勝:名城大 2.05.26
  •  2位:大東大 2.06.00
  •  3位:立命大 2.06.04

全日本大学女子駅伝は、名城大が連覇、3度目の優勝。

2018全日本インカレ5000mチャンピオンの高橋ムセンビ、10000mチャンピオンの加賀山など、

力のあるランナーが多かったですね、名城大は。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 和田 有菜(名城大)
  • 2区 鈴木 優花(大東大)
  • 3区 高橋 ムセンビ(名城大)
  • 4区 中田 美優(立命大)
  • 5区 関谷 夏希(大東大)
  • 6区 真部 亜樹(立命大)

名城大、大東文化大、立命館大それぞれ2人ずつ区間賞獲得。

名城大は2位に30秒以上差をつけましたが、

2位の大東大と3位の立命大の差は4秒、

さらに3位の立命大と4位の東農大の差は6秒、

2位から4位の3チームはわずか10秒差の接戦だったんですね。

第36回全日本大学女子駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

 

2018年11月

第50回秩父宮賜杯全日本大学駅伝対抗選手権大会(伊勢駅伝)

日程:2018年11月4日

  • 優勝:青学大 5.13.11
  •  2位:東海大 5.15.31
  •  3位:東洋大 5.15.57

青学大が2位の東海大に2分以上の差をつけて圧勝、2度目の優勝。

出雲駅伝から2位と3位の東海大と東洋大の順位が替わるという結果でした。

2区で先頭にたった東海大がそのまま逃げ切るかと思われましたが、

青学大が7区でついに逆転、そのまま1位でゴールテープを切りました。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 石井 優樹(日学連)
  • 2区 荻久保 寛也(城西大)
  • 3区 舘澤 亨次(東海大)
  • 4区 塩尻 和也(順天大)
  • 5区 吉田 祐也(青学大)
  • 6区 吉田 圭太(青学大)
  • 7区 Pワンブィ(日本大)
  • 8区 相澤   晃(東洋大)

青学大は2018年大学3大駅伝3冠リーチとなりました。

第50回伊勢駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第38回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)

日程:2018年11月25日

  • 優勝:パナソニック 2.15.22
  •  2位:天満屋 2.16.19
  •  3位:ダイハツ 2.16.32

2018年のクイーンズ駅伝は、6区間中3区間で区間賞をとったパナソニックが、

スタートから1度もトップを譲ることなく、2位に約1分の差をつけて完勝。

連覇で2度目の優勝となりました。

前評判の高かったダイハツは3位、JP日本郵政は7位、

プリンス駅伝から出場してきたワコールが5位と健闘しました。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 森田 香織(パナソニック)
  • 2区 山本 奈緒(豊田自動織機)
  • 3区 渡辺 菜々美(パナソニック)
  • 4区 Hエカレラ(豊田自動織機)区間新
  • 5区 堀   優花(パナソニック)、鍋島 莉奈(日本郵政)区間新
  • 6区 市川 珠李(ヤマダ電機)

第38回クイーンズ駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

2018年12月

第26回全国中学校駅伝大会(女子

日程:2018年12月16日

  • 優勝:京都市立桂中 41.34
  •  2位:静岡市立東中 41.37
  •  3位:七尾市立七尾中 41.42

全中女子駅伝は桂中(京都)が5連覇達成。

2位は3秒差で東中(静岡)、3位は8秒差で七尾中(石川)でしたという結果でした。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 鎌田 幸来(京都桂中)
  • 2区 松井 あれさ(京都桂中)、福井 凛(栃木三島中)
  • 3区 川野 さくら(広島高屋中)
  • 4区 本城 聖実(千葉久寺家中)区間タイ
  • 5区 細谷 愛子(静岡東中)区間新

第26回全中女子駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第26回全国中学校駅伝大会(男子

日程:2018年12月16日

  • 優勝:京都市立桂中 56.33大会新
  •  2位:中之条町立中之条中 56.40大会新
  •  3位:北九州市立曽根中 57.01大会新

全中男子駅伝は桂中(京都)が初優勝、桂中は男子&女子のアベック優勝となりました。

2位は中之条中(群馬)、3位は曽根中(福岡)でした。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 塩原   匠(群馬中之条中)
  • 2区 大内   瞬(茨城東海中)区間新
  • 3区 氷見 哲太(富山大沢野中)区間新
  • 4区 村尾 雄己(京都桂中)区間新
  • 5区 綿貫 風雅(群馬中之条中)
  • 6区 小池 佑希(群馬中之条中)

第26回全中男子駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第30回全国高校駅伝大会(女子

日程:2018年12月23日

  • 優勝:神村学園 1.07.25
  •  2位:長野東 1.07.51
  •  3位:仙台育英 1.07.51

第30回の記念大会だった全国高校女子駅伝は神村学園(鹿児島)が初優勝。

4区まで上位に位置し、最終区の留学生で逆転。

2位は長野東(長野)、3位は仙台育英(宮城)。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 廣中 璃莉香(長崎商)
  • 2区 Mレベッカ(興譲館)
  • 3区 青木 彩帆(薫英女学院)
  • 4区 小原 茉莉(長野東)
  • 5区 カマウ(神村学園)

注目の廣中璃莉香(長崎商)は1区で圧巻の区間賞、

2019年1月13日に行われた全国女子駅伝でも歴史的な快走をみせてくれます。

第30回全国高校女子駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第69回全国高校駅伝大会(男子

日程:2018年12月23日

  • 優勝:倉 敷 2.02.09
  •  2位:世 羅 2.02.23
  •  3位:学法石川 2.02.52

2018年の高校駅伝男子はキプラガットを擁した倉敷(岡山)が2年ぶり2度目の優勝。

2位は世羅(広島)、3位は学法石川(福島)という結果。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 白鳥 哲汰(埼玉栄)
  • 2区 小指 卓也(学法石川)
  • 3区 キプラガット(倉敷)
  • 4区 ムワキニ(世羅)区間タイ
  • 5区 大塚 稜介(学法石川)
  • 6区 宮内 斗輝(佐久長聖) 
  • 7区 井田   春(倉敷)、今村 真路(九州学院)

第69回全国高校駅伝男子の総合成績詳細結果はこちらです。

第13回全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝

日程:2018年12月30日

  • 優勝:名城大 2.22.50大会新
  •  2位:大東大 2.24.19
  •  3位:立命大 2.25.22

2018年の富士山女子駅伝は名城大が初優勝。

全日本大学女子駅伝との2冠を達成しました。

2018シーズンの大学女子は名城大の強さが記憶に残りましたね。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 佐野 英里佳(全日本選抜)
  • 2区 五島 莉乃(全日本選抜)区間新
  • 3区 樺沢 和佳奈(全日本選抜)
  • 4区 松浦 佳南(名城大)
  • 5区 加世 田梨花(名城大)、関谷 夏希(大東大)
  • 6区 玉城 かんな(名城大) 
  • 7区 鈴木 優花(大東大)区間新

7区間中3区間で名城大メンバーが区間賞、

選抜メンバーを除くと、1区、2区でもトップですから、7区間中5区間で区間賞という圧勝劇。

名城大は2019年も強いと思います。

第13回富士山女子駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

2019年1月

第63回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝

日程:2019年1月1日

  • 優勝:旭化成 4.51.27
  •  2位:MHPS 4.51.31
  •  3位:トヨタ自 4.52.34

2019年のニューイヤー駅伝は旭化成が3連覇、24回目の優勝。

最終区の大六野(旭化成)と岩田(MHPS)のゴール前200mまで競り合うデッドヒートにはどきどきさせられました。

2018年にマラソンで活躍した井上大仁(MHPS)、服部勇馬(トヨタ自動車)の快走も見ものでした。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 中村 信一郎(九電工)
  • 2区 ケモイ(愛三工業)
  • 3区 鎧坂 哲哉(旭化成)
  • 4区 井上 大仁(MHPS)
  • 5区 服部 勇馬(トヨタ自動車)
  • 6区 市田   宏(旭化成) 
  • 7区 古賀 淳紫(安川電機)

第63回ニューイヤー駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第95回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝

日程:2019年1月2~3日

  • 優勝:東海大 10.52.09総合新
  •  2位:青学大 10.55.50総合新
  •  3位:東洋大 10.58.03

2019年の箱根駅伝は東海大が初優勝、

3冠を狙った青学大が2位、東洋大が3位。

往路優勝は東洋大、復路優勝は青学大、

2018~2019シーズンの大学駅伝は青学大、東海大、東洋大の3強の競り合いでした。

区間賞は以下のとおり。

  •   1区 西山 和弥(東洋大)
  •   2区 ワンブィ(日本大)
  •   3区 森田 歩希(青学大)区間新
  •   4区 相澤   晃(東洋大)区間新
  •   5区 浦野 雄平(国学大)区間新
  •   6区 小野田 勇次(青学大)区間新 
  •   7区 林   奎介(青学大)
  •   8区 小松 陽平(東海大)区間新
  •   9区 吉田 圭太(青学大)
  • 10区 星    岳(帝京大)

第95回箱根駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第37回全国女子駅伝

日程:2019年1月13日

  • 優勝:愛知 2.15.43
  •  2位:京都 2.16.45
  •  3位:大阪 2.17.01

2019年の都道府県対抗女子駅伝は愛知が2度目の優勝。

2区でトップにたった愛知は、京都、千葉などと上位争いを繰り広げ、

最終区2秒差で鈴木亜由子にたすきを繋ぎ、トップでゴールイン。

2位は2年連続で女子駅伝界の絶対女王の京都、3位は大阪という結果でした。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 廣中 璃莉香(長崎)
  • 2区 藤中 佑美(愛知)、西脇舞(岡山)
  • 3区 南   日向(千葉)区間タイ
  • 4区 小林 成美(長野)
  • 5区 三原   梓(京都)
  • 6区 大西 ひかり(兵庫) 
  • 7区 室屋 真愛(大阪)、荒井優奈(兵庫)
  • 8区 石松 愛朱加(兵庫)
  • 9区 新谷 仁美(東京)

各区間は見どころがたくさんありました。

 

1区は廣中璃莉香(長崎商)が区間賞をとり、京都で行われた4レース連続の区間賞。

1区ラストでの社会人の実力者鍋島莉奈(日本郵政/高知)とのデッドヒートは目が離せませんでした。

 

4区でも高校駅伝で好走をみせた小林成美(長野東)が、

松田瑞生(ダイハツ/大阪)、安藤友香(スズキ浜松AC)などの社会人の超強豪ランナーを抑え区間賞。

小林が松田を振り切る場面はどきどきしました(笑)

 

日本の長距離界のスターが揃うアンカー区間は、

鈴木亜由子(日本郵政/愛知)の実力どおりの走りで優勝のゴールテープをきりますが、

区間賞をとったのは復活した新谷仁美(NTTC/東京)という結果でした。

 

第37回全国女子駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

第24回全国男子駅伝

日程:2019年1月20日

  • 優勝:福島 2.19.43
  •  2位:群馬 2.20.18
  •  3位:長野 2.20.22

2019年の全国男子駅伝は福島が初優勝。東北初の優勝となりました。

持ちタイムが1位の福島は優勝候補に挙げられていましたが、

最終区でトップと25秒差でアンカー相澤晃(東洋大/福島)に繋ぎ、逆転で優勝。

区間賞は以下のとおり。

  • 1区 菖蒲 敦司(山口)
  • 2区 滝澤 愛弥(栃木)
  • 3区 塩尻 和也(群馬)
  • 4区 横田 俊吾(福島)
  • 5区 佐藤 一世(千葉)
  • 6区 堀口 花道(群馬) 
  • 7区 相澤   晃(福島)

3区の塩尻和也(順大/群馬)、7区の相澤晃(東洋大/福島)の走りは圧巻でしたね。

塩尻は2018~2019年シーズン、伊勢駅伝と全国男子駅伝で2度区間賞(箱根も日本人1位)、

相澤に限っては、伊勢駅伝、箱根駅伝、全国男子駅伝で3度区間賞。

活躍が目立った大学生ランナーのなかでもこの2人は特に大活躍しました。

第24回全国男子駅伝の総合成績詳細結果はこちらです。

まとめ

以上、2018~2019の駅伝シーズンの主要な大会の結果をまとめてみました。

今シーズンもいろいろな駅伝大会で、様々な場面がありました。

レース中の体調不良だったり、デッドヒート、逆転劇、圧勝などなど。

廣中の圧巻の強さ、相澤、塩尻などの大学生、

キプラガット、新谷仁美の快走、

名城大、パナソニック、旭化成の強さなどが印象に残っています。

読んでくださった皆さんはどんな駅伝シーンが印象に残っておられるでしょうか。

 

再度、各年代毎に優勝チームをまとめておきます。

  • 全中 男子:桂中(京都)
  • 全中 女子:桂中(京都)
  • 高校 男子:倉敷(岡山)
  • 高校 女子:神村学園(鹿児島)
  • 出雲 駅伝:青学大
  • 伊勢 駅伝:青学大
  • 箱根 駅伝:東海大
  • 大学 女子:名城大
  • 富士山女子:名城大
  • 社会人男子:旭化成
  • 社会人女子:パナソニック
  • 全国 男子:福島
  • 全国 女子:愛知

2019年の秋から2019~2020の駅伝シーズンとなります。

トラック競技やロード、マラソンなどに注目しながら、楽しみに待ちたいですね。

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

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